平成 18 年度附属図書館活動報告書 東京大学附属図書館 はじめに 附属図書館は、東京大学における学習・教育・研究活動のために不可欠な全学組織とし て設置され、学術情報基盤としての役割を担うとともに、わが国における「学知」の蒐集・ 保存・発信の中心のひとつとして全国の学術情報基盤の充実に貢献し、更に国際的な学術 情報交流を行うことを基本理念としている。 平成 18 年度は、東京大学の中期目標・中期計画に基づきながら、学習・教育・研究活動 のための学術情報基盤の整備に向けた様々な事業を実施した。とりわけ、柏図書館の自動 書庫増設を背景とする e-DDS (電子的文献デリバリーシステム) の全学的なサービス拡大、 学術機関リポジトリ(UT Repository)の公開と学内への協力呼びかけ、全学共通経費の導 入と全学購入システムによる効率的な予算執行に向けた取り組みは特筆すべきものであり