◇コツコツと知識ためて 3月に新館が開館した萩市の萩図書館で、本の貸し出し履歴を記録する「読書通帳」の利用者が順調に伸びている。中学生以下を対象に希望者に無料配布しているが、5月末現在で約900人。一般利用者から強い要望が寄せられ、8月から高校生以上の利用者に有料(300円)で発行することを決めた。 仕組みは銀行通帳とほぼ同じ。利用者が持っている通帳を備え付けの読書通帳機に入れると、本の名前と借りた日、利用館名(萩、明木、須佐の各図書館、移動図書館)の略称が記載される。1冊で最大216冊分の記載ができる。 通帳の取り組みは、全国の公立図書館では下関市立中央図書館が最初で、萩市は3番目。山本一也同館管理係長は「いつ、どんな本を借りたかの履歴が分かり、子供の読書普及を目的に始めた。一般からの要望も高く、親子で楽しめるようになれば」と話している。 図書館は4、5月には約7万人が訪れており、貸し出