東日本大震災で日本企業の“クラウド化”が加速、ビジネス市場に食い込むグーグル(1) - 11/10/21 | 10:13 3月11日の東日本大震災は、日本企業のIT戦略がクラウド化に向かって舵を切る大きな契機となっている。 これまで多くの企業が採ってきた情報管理の手法は、すべてのデータを自社で保有するサーバーに格納し、オリジナルに設計されたシステムで自らすべてを管理する、業界用語で「オンプレミス」というスタイルだった。これをクラウドという名の外部委託に切り替え、自社サーバーを縮小し、管理運用コストを削減する、という流れが定着しつつある。 もちろん、すべての業務システムをクラウド化するわけではない。基幹システムは社内サーバーに残し、メールシステムやカレンダーなどのセキュリティ管理が比較的容易なものを部分的にクラウドに移管する、いわばハイブリッド型が主流だ。 こうした需要の増加を受け