25日午前1時ごろ、福岡市中央区天神2丁目の警固神社でキツネの石像4体が破壊されていると110番通報があった。福岡県警中央署は器物損壊容疑で調べている。 警固神社や同署によると、石像は警固神社の南側の今益稲荷神社の社殿前にあった。高さ40~60センチほどで、土台を含めると約1・5メートル。4体はすべて首と胴体が切り離され、耳やしっぽ、前脚が壊されているものもあった。1体は土台ごと倒されていたという。 同日午前0時半ごろ、巡回していたNPO法人、日本ガーディアン・エンジェルス福岡支部の男性が発見した。約2時間半前には異常はなかったという。 石像は「おいなりさん」という愛称で親しまれており、お参りすると商売繁盛などの御利益があるとされている。管理している警固神社の前田安文宮司(55)は「石像はご神体のようなもの。こんなことをする人がいるなんて恐ろしい」と話していた。(岩本翠)
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