GAIA-Xの中核担う「IDSコネクター」 「GAIA-X」において、データへのアクセスを制御する中核を構成する技術が「IDSコネクター」である。各拠点のデバイスと各社のクラウドが「IDSコネクター」を介して通信を行い、法令やデータ利用契約の開示条件に従って、アクセス可否をコントロールする。ドイツ標準の工業規格(DIN SPEC 27070)に採用されており、現在は国際標準化を目指している状況だという。 今回、NTTコミュニケーションズではこの「IDSコネクター」と相互接続を可能とするプラットフォームのプロトタイプを開発した。NTTコミュニケーションズのICT基盤上にIDSコネクターを実装し、機能や性能を検証した他、各種デバイスやサーバのデータアクセスを「IDSコネクター」で制御した。 さらにこれを相互接続し、スイスのドローン製造工場のデータを日本とドイツに流通させることに成功したという。