10月と言えば科研費申請のシーズン。僕が属していた京都大学学術研究支援室ではURA総動員で申請書のブラッシュアップを行っているのだが、チェックしていた基盤研究Bの研究計画調書の中で「助教」の方が申請代表者のものがあった。基盤研究Bというと教授、准教授クラスが採択されているイメージがあったので、この申請書を見た時、正直これは難しいんじゃないと思った。が、僕がそう思い込んでいるだけかもしれない。というわけで、データを調べてみた。 データソース 「人文社会系分野における共同研究の頻度と規模」を調べたときと同様、科研費データベースに収録されている1996年以降に採択された課題を分析ソースとして用いた。科研費データベースのデータでは、課題(研究)内容や申請カテゴリ(例: 基盤研究A)といった情報以外に、各課題が採択された際の申請者の職階(教授、准教授、講師、助教など)も載っているので、これを分析に用
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