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ブックマーク / jurosodoh.cocolog-nifty.com (12)

  • 日々是勉強(続) - 愚智提衡而立治之至也

    前回は「図書館」に関する勉強と情報収集について書きましたが,言うまでもなく「図書館」はどの館種にせよ,図書館単立ですべてが成り立っている存在ではありません(このあたりを貸出至上主義者は間違える)。図書館についてのみ勉強していても,残念ながら「社会」はわからないのですよね。 と言うわけで,では図書館を成り立たせる社会の仕組みを知るため,僕が実践している勉強と情報収集法を紹介してみましょう。これも前回同様,「僕はこうしています」という話で,誰もが「こうであらねばならぬ」という話ではありませんので(^^;)。それと,根っからの日ドメスティックな文系人間が組み立てている話ですので,情報学関係の内容は他の方にお任せしますね。 「自由」であるとか「公共性」「公共圏」であるとか,これは「図書館の自由」という狭い教条主義を越えて,社会を成り立たせている重要な要素です。この主題で,僕が座右に置いているのは

    日々是勉強(続) - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2012/07/30
    苦手な分野・・・/呼ばれてんよ > @negadaikon
  • 日々是勉強 - 愚智提衡而立治之至也

    図書館に勤めているひとは,いつ,どんな方法で勉強しているのですか?」という質問を,ある方からいただきました。そこで,参考になるかどうかわかりませんが,僕の勉強法,というより情報収集法を整理してみようと思います。基的に座学の人間で,正直なところ自分が変な奴だというのはわかっているので,自分のやり方に普遍性があるかどうか,多大な不安があるわけですが(^^;)。 なお,僕は日ドメスティックで仕事しているので,外国語の文献については詳しい誰かが回答してくれることを期待します。 日々仕事をこなしていくための基礎知識をおさえるには,常に次の書籍を座右に置いておくのがいいでしょう。 『図書館ハンドブック』 『図書館用語集』 『日目録規則』 『日十進分類法』 加えて 『知っておきたい図書館仕事』 『知っておきたい大学図書館仕事』 『インターネットで文献探索』 も持っていると役に立ちます。 日

    日々是勉強 - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2012/07/28
    勉強や情報収集の方法を紹介.A6版ノート.
  • 私立図書館の歴史的位置付けについて - 愚智提衡而立治之至也

    ご無沙汰をしております。 2月末から4月末にかけて,10000字の依頼原稿を書いていたため,更新が滞っておりました。原稿執筆にご協力いただいたみなさまには御礼申し上げます。依頼原稿は落とさず無事に提出したわけですが,これが無事に原型のまま掲載されるかどうかはまた別の話かも(^^;)。どうなりますやら。 少し休んだら,次の草稿にとりかかります。 閑話休題。 今年の1月にこんなことを書きましたが,上記の依頼原稿を書いているうちに少々問題意識が変化しまして,現在は「公」と「官」と「私」の関係と「図書館」,なかでも公共図書館と「公」「官」「私」をめぐる意識とか制度とか,について少し考えています。これは,このところ立て続けに建築関係の書籍を読んでいるからでもありますが,「公」と「私」が重層的に融合する「場所」について,であるとか,「公=官」ではないことと公立図書館が公共図書館に優越すると考えることの

    私立図書館の歴史的位置付けについて - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2012/05/02
    私立大学図書館は私立図書館なんだろうか、という素朴な疑問が浮かんだ。どうなんだろ。
  • 東海地区大学図書館協議会の研修会に登壇します - 愚智提衡而立治之至也

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    東海地区大学図書館協議会の研修会に登壇します - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2012/02/27
  • 「知る自由」は英語で何というのかしら? - 愚智提衡而立治之至也

    図書館の自由に関する宣言1979年改訂」の前文には図書館は、基的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。 という文言が掲げられている。ここでは「知る権利」ではなく「知る自由」が「基的人権のひとつ」として挙げられている。この「知る自由」は,とある図書館業界人によれば「知る権利」よりも優越している概念なのだそうである。ところが如何なる理由か,図書館業界内で称揚されている「知る自由」は,取り敢えず僕がわかる範囲で他の分野をあたってみても,ほとんどその使われている例を探し出せない。例えばCiNii Articlesで「知る権利」「知る自由」それぞれについて検索をかけてみたところ,「知る権利」が590件あったのに対し,「知る自由」は26件にとどまる。しかも「知る自由」の検索結果26件のうち,19件までが図書館関係なのだった(^^;)。ほかは2

    「知る自由」は英語で何というのかしら? - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2012/02/06
    (権利と自由ってどう違うんだ。権利はあるけど自由はない状態、自由はあるけど権利はない状態、というのはあるのか。)
  • 「本を選ぶ」「本を贈る」「本を待つ」ということ - 愚智提衡而立治之至也

    を送りません宣言 - saveMLAK http://savemlak.jp/wiki/SendNoBooks 僕個人は,被災地に住んでいることもあるので,この宣言に対して賛同者に名を連ねることは遠慮しておきますが,これまでの経験と知識から,この宣言が言わんとしていることは充分に理解できます。 そもそも「を選ぶ」「を贈る」という行為は,少なくとも僕にとっては,実に「個人的な」行為なので,少なくとも特定の「誰か」ではない相手に対して(新古の別なく)を選ぼうか,を贈ろうか,という気持ちには,なかなかならないわけですよ。喜んでもらえる「を待つ」誰かの顔が浮かばないと,を選ぶこと自体が難しいから。 だから,先日ある機会に景品として僕がを選んだら,上手くいかなかったわけですね。誰に当たるかわからなかったから,結果的に誰にもウケなかった,という。 古を集めだすとコントロールが難しくな

    「本を選ぶ」「本を贈る」「本を待つ」ということ - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2012/01/25
    「あるきっかけで殺到する古本,というのは,この「予約100人待ち」が語られる公共図書館のイメージの裏返しのような気がする」→うーん,なるほど,と思ってしまったので逆にもうちょっと考えたい.
  • NACSIS-ILL料金相殺サービスの見直しは急務 - 愚智提衡而立治之至也

    何故かは知りませんが,9月5日の記事には未だに読者がいるようでありがたいことです. 先日もNACSIS-ILL料金相殺サービスが大学図書館のILLにもたらした悪影響について書きましたが,正直なところ,たかが1機関が各大学図書館における情報収集の手段を壟断し,その生殺与奪の権利をあたかも全能の神の如く握りつつあるというのは,果たして如何なものかと思います.NACSIS-ILL料金相殺サービスは,これまで各大学図書館とNIIが協力して作り上げてきた文献複写・現物貸借サービスの伝統と文化を破壊してしまったと言っても過言にはならないと,これまで10年ほど大学図書館の相互協力業務に携わってきた人間の一人として受け止めています. とにかく,相殺サービスに参加していない大学図書館に対する扱いがこれほど酷くなるとは,まったく予想していませんでした.国立大学図書館における複写・現物貸借料金の高騰,料金納入方

    NACSIS-ILL料金相殺サービスの見直しは急務 - 愚智提衡而立治之至也
  • ILLのはなし - 愚智提衡而立治之至也

    これまで国立大学図書館の複写代は何処に頼んでも一律1枚35円というのが決め事だったのですが,独法化してタガが外れたのをいいことに一部(?)の大学図書館が値上げの踏み切ったというわけです.例えば,A大学図書館では文献複写が1枚65円,現物貸借は送料の如何を問わず一律1冊に付き1300円の料金を徴収することになり,B大学の学部図書館では文献複写は基料100円をもれなく加算,複写代も1枚40円になっています. ここに【国立大学法人のメリットを最大限に生かそう!】というパンフレットがありますが,なるほど自由な値上げも独法化のメリットのウチですか,と嫌味のひとつもいいたくなるような(-_-;). この値上げの原因に考えることが出来るのが,「運営費」の名のもとにNIIから請求されるショバ代です.1年間料金相殺サービスを利用するためには10500円を支払わなければならない.いくつかの国立大学図書館(私

    ILLのはなし - 愚智提衡而立治之至也
  • 日常 - 愚智提衡而立治之至也

  • SBMを応用したパスファインダー,稼動します - 愚智提衡而立治之至也

    (承前) SEさんによる多大なる努力のおかげで,「SBMを応用したパスファインダー」(という表現が,今のところ最もしっくりくると思います)の器が,昨日ようやくサーバで稼動しました! 結局,pliggを利用した形に落ち着きました.Xiggは結局ダメで,Drupalも試してくれたそうですが,XOOPSとバッティングしてしまい,ウチのサーバでは稼動できなかった由. カテゴリーは当座18個(下位のカテゴリーを持つものが幾つかあります),タグクラウドを付すのに作り手がどれだけ禁欲的になれるか(何しろ,僕のはてブはタグが現時点で900を超えていて収拾が付かない.ありゃ図書館員のつくるブックマークじゃないな),論文ナビゲーション機能をどのような形で持ちえるか,このあたりが当座の課題でしょうか.なお,当分の間利用者からのコメントとvoteは受け付けないことになりました(spam対策). 僕の,わけのわから

    SBMを応用したパスファインダー,稼動します - 愚智提衡而立治之至也
  • 「現場」と「研究」,「普遍」と「独創」 - 愚智提衡而立治之至也

    単刀直入にお尋ねしますが,「現場」と「研究」は乖離していてはいけない代物なんでしょうか? いや,僕はあなたにお尋ねしているのです. 「現場」の方々は,「研究」の側が現在見られる公共図書館の「惨状」(指定管理者委託を含めた業務委託や非正規職員の雇用がもたらす業務の非効率と不安定)を側面から支援していると主張しています(ケペル先生のblogにおける公共図書館に関する主張がweb上での好例).しかし,毎日毎日,公共図書館で繰り広げられるルーティンワークも含めた一場面,一場面における事例の積み重ねと言う,刹那的(他の場所での応用が出来るのかどうかもわからない,という意味で)な「現場」が自らを「学問」と称して闊歩したことが,公共図書館業界に『市民の図書館』の正典化をもたらし,『市民の図書館』の正典化が貸出至上主義による図書館司書の疎外という現象を生み出したことの方が,現在の公共図書館における「惨状」

    「現場」と「研究」,「普遍」と「独創」 - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2007/09/13
    こういう文体は好きよ
  • 「論座」買って来ました - 愚智提衡而立治之至也

    このところ,訳あって図書館論壇からは5,6歩下がってなるべく図書館系の文章には触れないようにしているところですが(何処ぞに湧いている某団体系の蛆虫を構っている暇もなし),書物奉行さんに勧められた「論座」2007年8月号をようやっと買って来ました.で,インタビューは読む気ゼロ(^^;)なのですっとばし,まずは例の座談会を書店付設のエクセルシオールカフェで読んでみましたが・・・・・・. これは,日図研や図問研に集って何の疑問も持たずに,相変わらず「予約」の調査なんぞやって喜んでいる連中には,当然歓迎されべからざる座談会でしょうねえ.「指定管理者委託」「有料化」「予約」とまあ,連中の痛いところを,これでもかとばかり衝いている(^^;).ある意味,読み手を選別するリトマス試験紙のような意味のある座談会ですね.この内容を歓迎するか,憤慨するかで,その読み手の業界内での立ち位置がわかる(^^;).僕は

    「論座」買って来ました - 愚智提衡而立治之至也
    kitone
    kitone 2007/07/19
    立ち読みした
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