生業(なりわい)という言葉が好きです。 高校生の時、地元の郷土史のなかに出てきて、好きになった言葉です。辞書によると、「生活を営むための仕事」という意味だそうです。生まれ育った実家が商売をしていたこともあって、学校が休みの日は商売の手伝いをするということが多かったように思います。小さい頃から生活のなかで「休日」というものをあまり認識していなかったせいか、「休日をエンジョイする」ことが今でもとても苦手です。 私がパソコンと出会ったのは小学3年生の頃で、それから独学でプログラミングなどを覚えて、パソコン通信やインターネットでフリーソフトを公開する活動もしていました。自分が作ったものをたくさんの人が使ってくれて、感謝してくれるとても楽しい経験でした。その一方で、ネットを通してプログラマとして企業で働いている方たちと交流していると、それが仕事としては全然楽しそうじゃないということも感じるようになり