2011年2月、出版社のHarperCollinsは、図書館界を動揺させる驚くべきアナウンスを行った。電子書籍の貸し出しを26回までに制限し、その後、貸し出しライセンスが切れた電子書籍を図書館は再度購入しなければならないというのである。控えめに言っても、図書館は悲しみと怒りに包まれ、電子書籍であれ紙書籍であれHarperCollinsの出版物の完全なボイコットを求める論争の一部の追従者を伴ってWeb上での抗議はほとんど悪意と紙一重であった。 図書館は貸し出し目的の紙書籍については購入しているが、電子書籍についてはライセンス供与をしているということを理解する必要がある。従って、どんな電子書籍であれDRMが埋め込まれていれば規制可能であり、図書館の利用者にのみ提供している書籍を貸し出しできること、そして利用者が電子書籍をコピーあるいは再流通できないようにすることを確実にしつつ、図書館に電子書籍