印刷 全国14の自治体から図書館利用に関する個人情報が漏洩(ろうえい)し、別の58自治体のコンピューターで見つかっていたことがわかった。朝日新聞のまとめでは、漏れた情報は計7735件あったが、公表されたのは1市の28件のみだった。 いずれも自治体が運営する図書館の利用者に絡む情報で、漏洩は2000年から起きていた。10年9月、漏洩先の自治体の一つで職員が他自治体の個人情報を見つけ、発覚した。 徳島県海陽町は利用者の住所、氏名、電話番号など6440件が大阪府箕面市の図書館コンピューターに流出。東京都渋谷区は本の返却が遅れている人の氏名や住所、借りた本の書名など督促情報2件が48自治体で見つかるなどした。