社説:知的財産の利活用 デジタルデータ化急げ 総務省は、県立図書館などの協力を得て、図書や公文書などの電子情報をインターネット上で手軽に利用できるシステム(デジタルアーカイブ)構築に向けた実証実験に取り組む。県立図書館が、データ公開で全国でも先進的に取り組んでいることが評価され、本県に白羽の矢が立った。県内の図書館や博物館など文化・教育施設連携の具体的手法や在り方に関する調査、検討が行われることになり、実験の成果に期待がかかる。 実証実験に協力するのは同図書館のほか、あきた文学資料館、県立博物館、県公文書館(以上秋田市)、県立近代美術館(横手市)。同省の「知のデジタルアーカイブに関する研究会」の事業の一環で、5施設が計5万件超の所蔵目録データを提供。国立国会図書館のサイトで閲覧できるようにし、運用面の課題などを調べる。実験とはいえ、事業は全国の図書館や美術館関係者らの注目を集めている。協
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年06月15日 (水)時論公論 「震災の記録を未来に」 多くの尊い命が奪われ、故郷の景色も一変してしまった東日本大震災。私達は、この悲劇を繰り返さないために、今回の辛い体験を記録に残し、次の世代に引き継いでいかねばなりません。震災で失われた記録を回復し、震災の後に作られた記録を残すことで、今後の防災対策に生かしていこうという取り組みが始まっています。今夜は、震災の記録を守ることの意義と課題ついて考えます。 壊滅的な被害を受けた宮城県・南三陸町です。海に近いこの場所には、町立の図書館がありましたが、津波の直撃を受けて跡形も残っていません。図書館の館長も犠牲になりました。この図書館には、1960年に三陸海岸を襲ったチリ地震津波の写真や町の人達の体験記など5000点ほどの資料が保管されていました。津波の恐ろしさを後世に伝えてきた貴重な
東日本大震災の被災地の状況を写真や動画といったデジタルデータで保存し、アーカイブ化する動きが本格化している。 インターネット検索大手のヤフー・ジャパンは6月1日、特設サイト「東日本大震災 写真保存プロジェクト」を公開した。「失われた街並みや風景を、せめて記録として残せないか」といった被災者からの要望を受けた取り組みで、4月から震災前後の写真を募集していた。 6月10日までに寄せられた写真は1万4000枚を超えている。地図サイト上の写真のアイコンをクリックすると、拡大してみることができる。がれきで覆われた街並みの写真に交ざり、震災前に撮影された三陸沿岸ののどかな風景も投稿されている。 □□□ 同じく検索大手のグーグル日本法人も、「未来へのキオク」と題するプロジェクトを展開中だ。6月中旬のサイト開設を目指しており、「みんなの記憶が集まれば未来を作る力になる。復興の励みにつながれば」と
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