米国の偉大な大統領と言えば、日本国民はまずワシントン、リンカーン、あるいはケネディといった名前を思い浮かべるかと思うが、そこでロナルド・レーガン元米大統領(任期:1981-1989)を真っ先に挙げる人はそれほど多くないだろう。 米国では、レーガン元米大統領が「米国史上最も偉大な大統領」に選ばれたという調査がたびたび発表されており、レーガンに対する評価には、日本国民と米国国民の間で著しいギャップがある。レーガンは任期を終えて25年近く経つが、今も米国人が彼を偉大な大統領と見なすのにはもちろんそれなりの理由がある。 レーガンは、強い米国を復活させたのだ。 まず、ソ連との東西冷戦を終わらせた。米国を軍事的に強い国にし、平和をもたらした。その結果、「平和の配当」がITを中心としたテクノロジーに加わり、今まで軍事に投入されていたリソースが経済に入って米国は大きく成長した。 詳しくはこれから数回にわた