『風姿花伝』は能楽を集大成した世阿弥が15世紀初めに書いた能楽書で、私の学生時代の愛読書の1つだった。最近思うところがあり、また読み返している。 世阿弥, 現代語訳 風姿花伝 中でも好きなのが第1章「年来稽古条々」で、能楽者の幼少から引退するまでの各年齢における修行の心得が説かれている部分なのだが、現代の能楽者でない我々にとっても大いに示唆を与えてくれる内容になっている。それもそのはず、『風姿花伝』は能という「ビジネス」で超一流の観世座を、何百年もの間支え続けた一子相伝の秘伝であるから、最近の次から次へ出版されるビジネス書よりもよっぽど時の試練を超えてきた、確かな内容の啓蒙書と言えるのだ。 そんな優れたビジネス書である『風姿花伝』の内容があまり知られないのも悲しいので、ここで「年来稽古条々」を紹介したい。自分の人生に当てはめやすいよう、能楽者としてではなく、一般的な人生訓の形に書き換えてみ
久しぶりに、エドワード・L・デシの「人を伸ばす力」を読み直してみました。 人を伸ばす力―内発と自律のすすめ 作者: エドワード・L.デシ,リチャードフラスト,桜井茂男出版社/メーカー: 新曜社発売日: 1999/06/10メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 77回この商品を含むブログ (24件) を見る仕事って、もともと面白くないものなのでしょうか? それとも、仕事って、もともとは面白いものなのでしょうか? これによってモチベーションの考え方って違ってきますよね。 もともと面白くないのであれば、無理矢理にでもそれに対してモチベーションを上げる工夫が必要になります。力を持っているリーダーがその権限を使って統制を行っていく事でモチベーションを上げていく必要が出てくるのです。 仕事をやれば、ご褒美が貰えるとか、給料がたくさん増えるとか。逆に、仕事をサボれば、給料を下げるとか、叱って喝を入
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
まず、従業員数によって企業の規模を見ると、ここで取り上げたアメリカの企業は、従業員数は数万人のオーダーである。つまり、大企業であるとはいっても、規模は比較的小さい。 それに対してここで取り上げた日本の製造業の企業は、スズキを除けばいずれも連結従業員数が10万人を超える巨大企業だ。トヨタ自動車や日立製作所の従業員数は30万人を超えており、アップルの10倍程度の規模になっている。 それにもかかわらず、時価総額を見ると、アメリカの企業のほうが大きくなっている。グーグル、アップル、IBMの時価総額は、現在の為替レート(90円)で換算すれば16兆円を超える額になっている。日本で最大の時価総額は、トヨタ自動車の11.8兆円であるから、グーグル、アップル、IBM、さらにシスコは、日本のいかなる企業よりも時価総額がかなり大きくなっているわけだ。 2005年当時のデータを見ると、トヨタ自動車の時価総額はグー
「なぜ日本人は”GMはトヨタに負けた”と言わないのか?」http://japan.cnet.com/blog/onuka/2009/06/03/entry_27022776/ http://slashdot.jp/~Pravda/journal/477864 経由. 「トヨタが勝った」のではなく「GMが負けた」だけではないかな.「はてながDoblogに勝った」「Googleがgooに勝った」と言わないのと同じ. そもそも自動車業界って「トヨタとGMの一騎打ち」というわけでもないでしょ.IntelとTransmetaなら「IntelがTransmetaに勝った」というのは分かるし,iPodとWalkmanなら「iPodがWalkmanに勝った」というのも分かる.でもGMとトヨタだと,そこまで直接的なライバル関係には見えないな.少なくとも今のトヨタには,「勝者」を名乗れるほどの余裕など見えない
同感。一般企業の経営も本稿と同じ問題があると思う。私の理解では例えはよくないかもしれないが何も乗り物がない時代と仮定して・誰もが何処でも素早く移動したい=ビジョン・人力ではなく人間の限界を超えて移動する=コンセプト・空か海か地上か=モデル・飛行機、船、車=ソリューションというような理解をしている。と考えると現代の日本はソリューションばかりに目が行く傾向があるようだ。要するに車と船しか知らない時代、速い車を作ることはできても飛行機という乗り物自体を考える事が出来ないという事だ。勿論飛行機という乗り物がある事を知れば速い飛行機を作ることはできる。でも今はこれではダメなのだと思う。技術の進化によりある程度のレベルの物はどの国でも作れる。そこには本当の大きな利益はない。もちろんソリューションの中にも落とし込めば個別にモデルもあるだろう。だが本質が抜けているような気がする。年金で言えばなぜ年金が必要
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