サルコイドーシス(sarcoidosis)というのは、ラテン語で「肉のようなものができる病気」という意味です。目に見える大きさのものから顕微鏡でやっと見えるようなものまで、大小様々な類上皮細胞肉芽腫(るいじょうひさいぼうにくげしゅ)という「肉のかたまりのような」組織ができる病気です。「肉のかたまり」といっても癌とは全くちがって悪性疾患ではないのでご安心下さい。また、感染症ではありませんので、他人に感染する心配はありません。 日本において、1年間に新たに発症するサルコイドーシス患者数は人口10万人あたり2~3人です。喘息の人口10万人あたり約3000人に比べるとずいぶんまれです。