image credit:Luke Padon / WIKI commons CC BY 4.0 アメリカ、フロリダ州に自生していたサボテンの希少種が完全に姿を消し、米国内のものは全て絶滅した。 ”局所絶滅”が確認されたのは、「キーラーゴ・ツリーカクタス(Pilosocereus millspaughii)」という種だ。カリブ海のいくつかの島にはまだ生息している。 アメリカで、海面上昇による植物の絶滅事例はこれが初めてだという。
雨のニオイを感じ取ることができる人が存在する。目をつぶっていても、耳をふさいでも、嗅覚だけ雨を感じ取ることができるのだ。しかも中には、雨が降る前から雨の到来を予測できる人もいる。 だが、本当にそんなことが可能なのだろうか? ただの思い込みじゃない?と思うかもしれないが、雨の嗅ぎ分けは可能であることを裏付ける科学的根拠があるという。 ここでは、雨のニオイの科学について見ていこう。
フランス南部の町ニースで、159匹の猫と7匹の犬を劣悪な環境で飼育し続けたカップルが摘発され、1年の執行猶予付きの有罪判決を受けた。 カップルのうち女性のほうは、「ノア症候群」という精神疾患の診断を受けた。これは世話をしきれないほど多くの動物たちを飼ってしまう疾患で、いわゆるゴミ屋敷症候群の動物版らしい。 裁判所はこのカップルに、今後一切、ペットの飼育を禁じる命令を出したそうだ。
新たな研究によると、現在”10億年に1度の進化”が起きていることが判明したそうだ。 10億年に1度の進化とはある種の微生物の細胞が別の種の微生物の細胞に取り込まれる「一次共生」と呼ばれるものだ。これが起きたのは40億年あまりの生命の歴史においてたった2回だけで、1回目ではミトコンドリアが、2回目では植物が誕生した。 一次共生は生命の誕生に深くかかわる極めて重要なイベントで、そして今回、新たに10億年に1度の進化が確認されたのだ。それでは詳しく見ていこう。
何千人ものアメリカンフットボールファンが、記録的な寒さに耐えながらミズーリ州のスタジアムで、NFLのプレーオフとなる、カンザスシティ・チーフスとマイアミ・ドルフィンズの試合を観戦したのは今年の1月のこと。 最低気温は-20℃、強風の時の体感温度は-33℃という、史上4番目に寒い試合となり、数十人のファンが低体温症や凍傷で病院に搬送された。 同州の医療センターは、今回の寒波の影響で試合の観戦者を含む、12人の手足の指を切断したと発表した。今後数週間でさらに多くの人の切断手術が必要になるという。
先進的な運転支援システムであるオートパイロットを搭載し、未来を先取りするテスラのEV(電気自動車)ドライバーも、凍てつく冬は充電に苦労することになりそうだ。 先日厳しい寒さに見舞われたアメリカのイリノイ州で、テスラの充電ステーションで途方にくれるドライバーと走行不能なテスラ車の光景がメディアで取り沙汰されている。 そこには充電してもいっこうに充電できないテスラ車のみならず、充電をあきらめてドライバーに放棄されたテスラ車までもが集結しており、さながら「死んだ」テスラ車の墓場と化していたのだ。
動物好きな家族が路上でさまよっている黒猫を迎え入れたのは2019年のこと。家族は室内飼いをし、家の中での生活に慣れさせようとしたのだが、もともと野良猫だったためか、ちょっと目を離した隙に、すぐに外に出かけてしまうという。 家族が名前を呼んだり、ご飯の器をカタカタさせるとすぐに帰ってくるのだが、外に向かうときはいつも同じ方角を目指しているようだったという。 家族は他に行きたい場所があるんじゃないかと思っていたそうだが、ある日のこと、黒猫はかわいらしいセーターを着て帰ってきた。 どうやら黒猫は野良猫時代、かわいがってくれていた家族がいて、どうやらその家の人が着せてくれていたようだ。しかも1着ではなく、様々な服を着せ代えてくれるという。
クマのぬいぐるみ「テディベア」は今となっては子供から大人まで、世界中で大人気で、高級ブランドのテディベアを集めるコレクターもいるほどだ。 だが、セオドア・ルーズベルト大統領の逸話からヒントを得て名付けられたこのぬいぐるみは、当初は波乱万丈な歴史があったようだ。
古代ローマ帝国23代皇帝、ヘリオガバルス(204年- 222年)は14歳で凱旋即位したときに、女王のような衣装を着て現れたことでローマ人を戦慄させたという逸話が残されている。 ヘリオガバルスがトランスジェンダーだったかどうかの議論は、学者の間でも意見が分かれているが、イギリスにあるノース・ハートフォードシア博物館は、今後この皇帝の展示の表示を"彼(He)"ではなく"彼女(She)"あるいは"彼女の(Her)"に変更する予定だ。 これはかつて、ヘリオガバルス皇帝自身が「私を殿下と呼ばないで欲しい。私は淑女なのだから」と言ったと古典文書に記されていることを受けてのことだという。
英国オックスフォード大学を始めする探検チームによって、絶滅したと思われていた珍獣が60年ぶりに目撃されたそうだ。 その珍獣の名を「アッテンボロー・ミユビハリモグラ(Zaglossus attenboroughi)」という。「ハリネズミの棘、アリクイの鼻、モグラの足」を特徴とし、卵を産む世にも珍しい哺乳類だ。 インドネシアに生息するこのハリモグラが最後に目撃されたのは、1960年代のこと。 それ以来絶滅したと考えられていたが、地面に開けられた穴やその姿など、各地で彼らの痕跡が見つかっており、じつはまだ生きているのではないかと疑われていた。 今回、山の中に仕掛けられたカメラによって、その珍しい姿がとらえられ、本当に彼らがまだ生きていることが確認された。
さて先日、激辛唐辛子の開発を行っているエド・カリー氏が生み出した「ペッパーX」が、スコヴィル値269万をたたき出し、「世界一辛い唐辛子」としてギネス世界記録を更新したという話をお伝えした。 ちなみにこれまでのギネス記録は「キャロライナ・リーパー」でこれもカリー氏が生み出したものだ。カリーだけに、とか言っている場合じゃない。 唐辛子は世界中で大人気だが、限度というものがある。人はなぜ、兵器レベルの辛いものを食べたがるのだろうか? ペッパーXの威力は壮絶で胃痙攣が14時間止まらなかった人もいるほどだという。
長年の天文ファンも、これから天体望遠鏡を買おうという人も、心の準備をしておこう。あと1年と数か月後、土星のシンボルである壮麗な環が消えてしまうのだ。 運命の日は2025年3月23日だ。その日、土星の環は私たちから完全に見えなくなってしまう。 といっても環が消滅するわけではない。本当に消えてなくなるのはもっと遠い未来の話だ。土星が地球に対してちょうど真横を向くことで、一時的に環がなくなって見えるのだ。
五大湖に生息するある二枚貝についてのドキュメンタリーを制作中に、128年前に行方不明になった難破船が偶然発見された。 映画製作者のイヴォンヌ・ドレバート氏とザック・メルニック氏は、ヒューロン湖で外来種であるオオノ目の二枚貝の一種「クアッガ」の撮影をしていた。 そのとき偶然に、1895年10月にオハイオ州からオンタリオ州に向かって石炭を輸送していて行方不明になった蒸気船「アフリカ号」を発見したのだ。 広告 2 filmmakers discovered a 128-year-old shipwreck 外来種の貝を捜索中発見した難破船 強風が吹きつけ荒れ狂う1895年10月のある晩、アフリカ号はヒューロン湖で忽然と姿を消してしまった。 ドレバート氏とメルニック氏もまた、外来種の貝を探しているとき、荒れた天候の真っ只中にあった。 「1895年の嵐のシーズン始めにアフリカ号が沈んだときと同じよう
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