原告側記者会見の模様。知乃さんは顔出しを避けた。(撮影/小川たまか) 演劇界のハラスメント問題に取り組んできたことで知られる馬奈木厳太郎(まなぎ・いずたろう)弁護士(47歳)から代理人としての立場や年齢差を利用した度重なるセクシュアルハラスメントがあり、最終的に不本意な性交を求められたとして、舞台俳優の知乃(ちの)さん(25歳)が慰謝料1100万円を求めて東京地裁に提訴。3月3日に記者会見を行なった。 馬奈木弁護士は福島原発事故について国と東京電力に賠償を求める集団訴訟(いわゆる生業訴訟)の代理人を務めたほか、堀潤監督の『わたしは分断を許さない』(2020年)でプロデューサー、演劇『憲法くん』(燐光群=りんこうぐん)で監修を務めるなど、映像・演劇業界でも名が知られていた。 知乃さんは17年、17歳の頃に演出家のI氏からセクハラを受けたと実名告発。その後I氏とは和解が成立し、その示談金をもと
とにかく生々しいのだ。昨年7月8日に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相の「安倍晋三回顧録」(中央公論新社)のことである。歴代首相らのオーラルヒストリー(口述記録)を手がけてきた東京大名誉教授で政治学者の御厨貴さん(71)と一緒に、回顧録で明かされた最長政権の内幕を読み解くと――。 「これは回顧録というよりも闘争録ですね。1期目の政権がひどい終わり方をして、そこからカムバックした2期目で7年9カ月の長期政権を築いた。大変な闘争心です。これまで現実と戦ってきた安倍氏が、今度は回顧録の中で自分を評価する歴史と必死に戦っているかのようです」。御厨さんは、回顧録の印象をこう語るのである。 安倍氏は2020年9月の首相辞任直後から回顧録の口述を始めていた。インタビュアーは読売新聞の橋本五郎特別編集委員ら。20年10月から翌21年10月まで18回、計36時間続けられたという。中曽根康弘元首相は本格的な回顧
大規模な金融緩和を中心とした安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の指南役として、当時内閣官房参与を務めた浜田宏一米エール大学名誉教授(87)は本紙のインタビューで、10年に及ぶ政策の効果について「賃金が上がらなかったのは予想外。私は上がると漠然と思っていたし、安倍首相(当時)も同じだと思う」と証言した。大企業の収益改善を賃上げへとつなげる「トリクルダウン」を起こせなかったことを認めた。 (渥美龍太、原田晋也、畑間香織)
IOCのバッハ会長(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=2022年7月、キーウ(ウクライナ大統領府提供・ロイター) 東京・西麻布にあるウクライナ大使館の応接室を先日訪れたとき、ロシア軍に徹底抗戦するウクライナの人々を激励する日本各地からの手紙やウクライナの国花・ヒマワリを描いた数々の絵に目を奪われた。 「遠き地ウクライナ 何も知らず生きてきた ごめんなさい 希望を失わないでと願うのみ」。生命力あふれる一枚の絵には、心を込めたメッセージも添えられていた。 館内では、男性外交官の一人が、東部ハリコフ州の病院で母を亡くしながら故郷に戻らず、任務地で母国を支える激務に身を投じていた。戦時下で、「(高度治療を施す)ドイツへ母を移せなかった」。母の死を語るとき、表情には無念がにじんだ。一方、今秋には母国が勝つ、と自らに言い聞かせるように語り、簡単には屈しないウクライナ人の精神を見せ付けた。 ■
「お前みたいな差別主義者は大阪に来るな」。緊張感に包まれた会議室の雰囲気は、怒号で一変した。 声の主は橋下徹・大阪市長(当時)。2014年10月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長(当時)と市役所の一室で向き合った。特定の民族への憎悪や差別をあおる「ヘイトスピーチ」が社会問題となり、対策を検討していた橋下氏が「自分が直接対応してもいい」と述べたことで実現した面談だった。 いざ始まると、2人が相手を「あんた」「お前」と呼び合うなど、すぐに険悪なムードに。それぞれの主張を言い合うだけで終わり、30分間の予定だった面談は10分足らずで打ち切られた。パフォーマンスの域を出なかった対面は「何の意味があったのか」と批判が集中した。
刑事裁判を受ける被告らが収容される拘置所。全国に8カ所あり、拘置支所も100カ所近くあるが、各地の拘置支所がここ数年、相次いで廃止されたり、収容を停止したりしている。この動きに抗議しているのが、日本弁護士連合会をはじめとした各地の弁護士たち。その背景を探った。 弁護士「青天のへきれき」 「1971年建設で老朽化した長崎拘置支所の建て替えは困難で、収容業務を停止し、長崎刑務所に集約することで対応したい」 長崎県弁護士会は2月上旬、長崎刑務所(同県諫早市)からこう伝えられた。長崎拘置支所(長崎市)が11月末ごろに収容を停止すると告げる内容に、同弁護士会刑事弁護委員会委員の山本真邦(まさくに)弁護士は「青天のへきれきだった」と明かす。 同支所には、長崎地裁(同市)で裁判員裁判を含む刑事裁判を受ける被告が収容されている。法務省矯正統計によると、2021年に1日平均で22人の被告を収容。県全体は1日
3.11に震災の被災者を侮辱する動画をSNSに出してしまったガキを見てそう思う。 誰も本気で怒らないから、今のガキどもって、越えちゃいけない一線をガキの間に学んでないんだろうな。 迷惑行為や非常識なことをしたら、近所の雷親父にぶん殴られるくらいのことがないし 学校でクラスメイトを揶揄ったら、担任が飛んできて殴られることもない。 優しく諭される程度の叱責では学べないアホの躾って、痛い思いをさせる事でしか為せないのに 誰も何も言ってくれないから、バカのまま育って致命的なミスやって社会全体から袋叩きに合ったり 人生そのものを終わらせてしまう。 必要な体罰や鉄拳制裁ってあると思うが、今の一部の子供って、甘やかされて育った犬みたいにどうしようもなくなってる様に思えるわ。 「可愛い可愛い」って撫でまわしてるだけなのは、犬にとって最悪の虐待だと思うが、それと同じやね。 まともに躾けとけば、良い番犬になっ
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