Published 2024/02/17 19:02 (JST) Updated 2024/02/17 20:32 (JST) 自民党の杉田水脈衆院議員は17日までに、インターネットの「ニコニコ生放送」番組に出演し、群馬県による朝鮮人労働者追悼碑撤去に抗議した市民の反対運動に言及し「やっているのは朝鮮総連系」と発言した。日本人が主体でない不穏な動きだとの風説を流し、在日コリアンへの憎悪と偏見をあおった形だ。 群馬県立公園の碑撤去を巡っては2月初旬の取り壊し直前、犠牲者と歴史への冒涜であり日本人として恥ずべき行為だとして、交流サイト(SNS)でつながった市民を中心に反対運動が起きていた。レイシズム(人種差別主義)を背景に追悼碑を敵視し、歴史修正主義を助長する杉田氏の姿勢は、厳しい批判にさらされそうだ。 追悼碑撤去に賛成する杉田氏は、番組の主催者に同調する形で、反対運動への「朝鮮総連」の関与に
米西部ラスベガスでの独立記念日の花火ショー(James Schaeffer/Las Vegas Review―Journal提供、AP=共同) 2月11日は「建国記念の日」だった。初代・神武天皇が即位された日とされ、「建国をしのび、国を愛する心を養う」祝日だ。戦前は「紀元節」と言われたが、戦後間もなく連合国軍総司令部(GHQ)によって廃止された。 1966年に「建国記念の日」として復活したが、私はこの日があまり盛り上がっていないことを不思議に感じていた。「戦後レジーム」「自虐史観」の悪影響が色濃く残っているのだろう。 米国で相当するのは7月4日の独立記念日だ。1776年に英国からの独立が正式に宣言された日であり、独立宣言には「すべての人間の平等」や「生命、自由、幸福の追求」の権利などが、高らかにうたわれている。 独立戦争は83年に終結するまで多くの死傷者を出した。独立記念日は、彼らの勇気を
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(59)=拉致当時(13)=の弟で、被害者家族会代表の拓也さん(55)が17日、高知市での拉致問題集会後に取材に応じ、金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長が発表した談話に触れ「政府は譲歩することなく全拉致被害者の一括帰国に向け力強い外交を続けてほしい」と話した。 金与正氏は15日の談話で拉致問題は解決済みとした上で、岸田文雄首相が訪朝する可能性について言及した。拓也さんは記者団に「『解決済み』という点は受け入れられない」と強調。「仮に交渉が進むとしても望む出口につながるかは分からない。日本政府が毅然(きぜん)とした態度で臨めるかが勝負どころだ」と語った。 集会は政府と高知県が主催し、古賀友一郎内閣府政務官や浜田省司知事らも参加。拓也さんは講演で「わがこととして問題を解決させるという思いを持つことが大事だ」と訴えた。
テレビ界の視聴率の基準は約4年前から個人視聴率だが、それが一般にも広まり始めた。産経新聞が1月18日付紙面から視聴率ランキングの括り方を世帯視聴率から個人視聴率に変えた。毎日新聞は既に個人視聴率を優先している。個人視聴率が広く認知される時代が来た。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】 【写真】「深刻と言わざるを得ない」…視聴者が早々に逃げ出した大不振の冬ドラは 世帯視聴率と個人視聴率の違い テレビ界とスポンサー側が個人視聴率を導入したのは2020年4月だった。視聴者人数や世代、性別などが細かく出る。テレビ先進国の米国は1990年代から個人視聴率である。 旧基準の世帯視聴率は「その番組を観ていた家の割合」しか測っていなかった。例えば単身世帯と5人家族を区別できないから、視聴者人数は分からない。観ていた人の世代なども一切不明だ。 一方、個人視聴率は「その番組を観ていた人の割合」を測っ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く