那覇支局に赴任して2年半がたつ。かりゆし(沖縄風アロハシャツ)もなじみ、本土から来た観光客に「沖縄の人?」と勘違いされることもある。むろん沖縄の人々と話せば、ヤマトンチュウ(本土出身者)だとすぐにばれるが…。 基地被害に地域差勘違いといえば、沖縄では住宅地と隣り合わせに米軍基地があり、いつも騒音などの被害に悩まされていると、本土の人は考えがちである。 しかし本島南部の那覇市で暮らしている限り、日常生活で基地を意識することはほとんどない。那覇港の一部に米軍施設があるぐらいで、米兵を見かけることもあまりないからだ。 基地被害が顕著なのは、本島中部や北部の一部である。世界一危険といわれる米軍普天間飛行場(宜野湾市)や嘉手納飛行場(嘉手納町など)があり、住民の負担も大きい。 先日、米軍キャンプ・ハンセンに隣接する北部の金武町を訪ねた際、取材先の集落で突然、タタタッという音が響いて驚いた。基地の訓練
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