『ネットは新聞を殺すのか 変貌するマスメディア』の著者である湯川氏はネットユーザの間ではマスコミが嫌われ、新聞の記事が信用されていないと指摘する。その原因は読者との対話が不足しているからだと語る。 『新聞がなくなる日』の歌川氏は日本の新聞に主張や顔がないのは、明治以来、最大公約数のために記事を書いてきた「小新聞(こしんぶん)」をビジネスモデルとしているからだと語る。新聞に未来はあるのか。 文/吉村 克己 4月17日公開 ――日本の新聞が読者を誘導するような報道をしているのではないかという不信感が一部の人にあるような気がしますが、その点はいかがですか。 湯川:不信感というのは数値としてはとても調べにくいものだと思いますが、一応、先進国の間では新聞に対する信頼度調査がありまして、それによれば日本人は先進国の中で最も新聞を信頼している国民だという結果が出ていました。もっとも「信頼」という言葉自体