先週、ロリコンや、萌え現象について書いたら、少なからず反響があった。 「ロリコンのどこが悪い」「萌えキャラなしで今のアニメは成立しない」など、自己弁護というより、居直ったような過激な口調が多い。 僕としては、驚いたというより、「やっぱり」という感慨が強い。 最初の『魔法のプリンセス ミンキーモモ』が世に出てから、4分の1世紀が経つが、この種類の趣味を好む人が、商売の対象になるどころか、産業になるほど増殖し、あたかも市民権を得たかのように堂々と闊歩するようになった。 ペドフィリア(小児性愛)との関連をいう人もいるが、そこまで、いわゆる困った人が、今、「ロリコン」と呼ばれる人の中に多数いるとは、さすがに僕も思ってはいない。「ロリコン」や「萌え」は現代の社会現象のひとつだと感じている。「ロリコン」と「萌え」は違うという人もいるが、傍から見れば、大同小異にしか見えない。 昔、「ロリコン」という言葉