2015年に日本に上陸した米国発のコーヒーブランド「ブルーボトルコーヒー」。焙煎してから48時間以内のコーヒー豆のみを販売。バリスタが客の目の前で、1杯ずつ丁寧に淹れてくれるハンドドリップのコーヒースタイルが人気を博し、日本では東京の清澄白河、青山、新宿、六本木、中目黒、品川の6店舗を展開している。 昔ながらのハンドドリップを大切にしていると聞くとアナログな印象を持ってしまいがちだが、実はブルーボトルコーヒーは、さまざまな最新のテクノロジを活用しているハイテク企業だ。創業者であるジェームス・フリーマン氏に、テクノロジがブルーボトルのコーヒーにもたらす価値や、MIT出身の研究者と共同開発した新たなドリッパーへのこだわりを聞いた。 テクノロジでコーヒーの「味」が変わる ――ジェームスさんは、ブルーボトルコーヒーを創業する前は、クラリネット奏者だったそうですね。IT企業などのバックグラウンドがな