CM総合研究所では、首都圏在住の一般男女3000人を対象に「月例CM好感度調査」を毎月実施している。純粋想起法で、好きなCM・心に残ったCMを3000人が自己記述する。同時にそのCMの好感要因を15項目の中からチェックする。加えて、その商品の購買意向度も集計。売り上げデータとの相関関係も含め、総合的にテレビCMの効果を検証し続けている。 CM好感要因の15項目には「出演者」「音楽」「セクシー」「企業姿勢にウソがない」などから自由にチェックする。全項目が獲得した合計ポイントに占める、各CM好感要因のシェアを年度集計した。 毎年、「出演者・タレント」「ユーモラス」「商品にひかれた」がトップを占めるが、ここでは15項目中13位の「企業姿勢にウソがない」に注目したい。票の集まりにくい項目なのだが、今年は過去最高のシェア値を記録。10年前との比較では約2倍に増加している。 今年のCMには「企業・ブラ