内藤誼人 (心理学者) 【第17回】 2008年09月09日 いつも「笑顔」は逆効果。 むしろ「無表情」に徹する 相手の考えは、何でもお見通しだという素振りを身につけよう。 圧倒的な威厳を感じさせよう。 「こういう人物には、小手先の方法は使ってもダメだ」とか、「隠し事をしても見抜かれるだろう」と相手に諦めさせるからこそ、相手もホンネを語ってくれるのである。私たちは、実力差のある相手とは、そもそも競おうと大それたことは考えないものだからだ。 いうなれば、「手ごわい人物である」という評判が高まるほど、あなたにウソをつく人は少なくなっていく。 威厳のない人に ホンネは明かさない 年齢が若かったり、頼りなかったり、威厳が少なかったりすると、私たちは、そんな相手にホンネを明かそうとしないものである。 たとえば、商談相手に先方の担当者でなく、御用聞きのような若者がやってくることがある。そ