人生は短く、積読山は高い。 せめては「死ぬまでに読みたいリスト」を消化しようとするのだが、無駄なあがき。割り込み割り込みで順番がおかしくなる。読了した一冊に引きずられ、リストは何度も書き直される。 重要なのは、「あとで読む」は読まないこと。「あとで読む」つもりでリツイート・ブックマークしても読まないように、あとで読もうと思って読んだ試しはない。だから、チャンスは読もうと思ったそのときしかない。実際に手にとって、一頁でも目次でもいいから喰らいつく。勢いに任せて読みきることもあれば、質量と体力により泣く泣く中断する本もある。かくして積読山は標高を増す。 ここでは、2016年に読んだうち、「これは!」というものを選んだ。ネットを通じて知り合った読書仲間がお薦めする本が多く、それに応じてわたしのアンテナが変化するのが楽しい。わたし一人では、数学や経済学や歴史学、進化医学や認知科学の良本を探し出せな
[速報]顧客のデータセンターに大型トラックで乗り付け、100PBのデータを吸い上げる「AWS Snowmobile」発表。AWS re:Invent 2016 AWSは大容量のデータを顧客のデータセンターからAWSのクラウドへ物理ストレージを利用して効率よく転送するために「Amazon Snowball」を2015年に発表しました。 今回のAWS re:Invent 2016では、このAmazon Snowballの進化形として「AWS Snowball Edge」が発表されました。 Snowball Edgeは100TBの頑丈なストレージにコンピュート機能などを内蔵したことで、処理中のサーバに接続し、ストレージとして直接データを受け取るといったことが可能になります。 しかし「企業が保存しているデータがエクサバイトだったらどうだろう?」と、AWS CEOのAndy Jassy氏。「エクサバ
森永です。 re:Invent2016のKeynoteにて「Amazon EC2 Elastic GPUs」が発表されました。 In the Works – Amazon EC2 Elastic GPUs | AWS Blog Amazon EC2 Elastic GPUsとは GPUを沢山使用したいという場合の選択肢としてG2、P2インスタンスがありました。 これは、専用のインスタンスタイプを使用したものですので、GPUの数に依存してCPUやメモリの量も決まってしまいます。 今回発表された「Amazon EC2 Elastic GPUs」では、既存のインスタンスタイプにGPUを追加できるというものです。 EBSをインスタンスに割り当てることをイメージ頂くと分かりやすいかもしれません。 これにより、よりフレキシブルにインスタンスの性能を決めることが可能です。 追加できるGPUは以下の通りで
Early Warning Detectors Using AWS Access Keys as Honeytokens この発想はなかった。 AWSのアクセスキーはハニートークンとして使える。 ハニートークンとは、普段使用しないものが使用されたことを検知して、意図しない利用を検知するトリックである。例えば、通常ならば使われないメールアドレスをパスワードとともに、自分しかアクセスできないストレージに格納しておく。その状態で、もしメールサーバーにログインされた場合は、自分しかアクセスできないはずのストレージに他人がアクセスして、マヌケにもメールアドレスとパスワードをストレージ上に保存しているのを発見して、利用を試みたということになる。つまり、侵入を検知できる。 AWSのアクセスキーは、ハニートークンに使うことができる。AWSに権限を持たないユーザーを追加して、そのユーザーでアクセスキーを発行
IoT(インターネット・オブ・シングズ)を巡る無線通信技術が、がぜん面白くなってきた。デバイス配置の自由度などを考えると、有線接続は限界がある。当然、無線技術を選ぶわけだが、その選択肢が大幅に広がろうとしているのだ。 IoT機器の通信方法は大きく二つに分けられる。一つは機器から直接インターネットに接続する方式。もう一つは「ゲートウエイ」と呼ばれる機器を介して接続する方式である。前者の代表は、3G/LTEモデムを介して直接ネットワークに接続できる機器。無線LANのアクセスポイント(AP)をゲートウエイと解釈するかどうかは微妙だが、IPネットワークに直接接続しているという点では、無線LANもこのカテゴリーに入れていいだろう。後者の代表は、Bluetooth Low Energy(BLE)やZigBeeといった、直接IPで通信しない無線通信規格である。 基本的に前者は、高性能だが消費電力が比較的
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