「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド 作者:熊代亨大和書房Amazon 2024年1月に出版された『「推し」で心はみたされる?』は年末になっても色々な方面からリアクションをいただいていて、底堅く読まれているなぁと驚いています。そうしたリアクションのなかには、学生さんから推し活について質問いただくものもままあり、業務のさしさわりにならない範囲であれこれ答えてきたつもりです。 そうして考えるきっかけが溜まってきたので、「未成年と推し」について私なりの意見を書いてみたいと思います。 推し活は、そのルーツをたどると、元々はアニメやゲームのキャラクターではなく、アイドルやタレント、歌手や役者さんを応援するような活動で。「推し」や「推し活」がまだオタク全体の言葉でも日本人全体の言葉でもなかった頃、その担い手の多くが成人、または18歳以上の人たちではなかったかと思います。 と同時に
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