News:アンカーデスク 2003年8月4日 08:57 AM 更新 真空管から考える「アナログ」(1/2) 最近、真空管にハマっている。その面白さの一つは電気特性が良いモノが、必ずしも自分にとって良い音ではないところだ。絶対的な正解を求めて突っ走るデジタルとの違いがここにある。デジタルで差を付けにくくなっている今、製品に差をもたらすのはこうしたアナログ部分なのだろう。 先月の初め、某ニュースサイトの企画で、エレキットの真空管アンプのキット「TU-870」を購入した。組み立てて音を出してみると、価格の割にはなかなかきれいな音が出る。それ以来すっかり真空管の魅力に取りつかれてしまい、このてんまつが記事として掲載された後も、仕事場のアンプとしてそのまま居座っている。 エレキットの真空管アンプ「TU-870」 「真空管」という部品は、エレクトロニクス大国の住人であるわれわれ日本人の生活には、既に