フォーブス ジャパンは2018年4月号で、創業10年以上で売上高100億円未満の価値ある企業を表彰するアワード「スモール・ジャイアンツ」を創設した。アドバイザリーボード12組の協力のもと、全国から250社を選出。「カッティングエッジ」「ローカル・ヒーロー」「グローバル」「セカンド・ローンチ」「ベスト・エンゲージメント」の5つのカテゴリーごとに、精査と投票を重ねてユニークな取り組みを行う企業を選定した。 「スモール・ジャイアンツ」大賞に輝いたのは、カッティングエッジ賞を受賞した京都のミツフジである。3年前に廃業寸前だった同社の劇的な起死回生のドラマを紹介しよう。 気まずい瞬間はインタビュー開始早々に訪れた。場所は日比谷国際ビル1階。1日平均3万人が来訪する超高層ビルの1階に、2017年、IoTウェアラブル企業「ミツフジ」はショールームをオープンさせている。 奥の商談室で社長の三寺歩に、父親で