買った瞬間から始まる物語。本当の感動は、手にしてから先にある このように消費者のフィルターを通じてブランド価値が形成されていくとすれば、自ずと企業と消費者の関係も根本から変わらなくてはいけないわけですが、実際はまだうまく対応できていないように見えます。 なぜなら企業も広告も、これまで製品中心で考えられ、目の前の製品をいかに消費者に売り切るか、に注力してきたから。購買までのプロセスを重視して生まれた行動分析モデルも体験ブランディングをする上ではあまり役に立ちません。 モノよりコトを重視する消費者の心を掴むには、買った後に始まるストーリー(=ブランドの体験価値)を重視した付き合い方が必要になります。Action(購買)の先に何があるのか? Shareをしてもらうためには何をすべきか? そのためには、ブランド側は企業主語から消費者主語に頭を切り替えることが欠かせません。 ここで改めて「モノからコ