じわじわ、来そうだなぁ。 正直、初見の時はいつも以上にあれよあれよという感じで、え、そこからそうまとめてしまうのか、という感じだったのですが、後半を何回か見つつ、色々と書き殴っていたら、今、少しずつ沁みてきている感じ。あと、2、3回見ると、ストンと落ちてくる……かもしれない。 個人的には、「物語」においては、ある一定の「物語なりの答」を見せて欲しい方なのですが、今作は徹底的に「答を見せる」事を拒否し続け、最後までそれが貫かれました。 レコンギスタしかり、エネルギー問題しかり、戦争しかり……それを、放り投げた、と見る向きはあるでしょうし、作品として一つのマイナスという面はあると思います。 ただそれは、まとめる事が出来なかったのではなく、まとめる事をしなかった、のだろうな、と。 これは、明確な意図を持ってそう作られたのだと思います(だからそれを肯定するべきという事ではなく、その意図と評価は別の