もっともっとシンプルに生きたい。 来年の抱負をのべるとしたら、もうそれに尽きる。 シンプルに暮らしたい。 ものを手に入れることはその瞬間至福だけれど、のちの維持とメンテが大変だ。 多くの人とつきあうことはその瞬間快楽だけれど、のちの維持とメンテが厄介だ。 シンプルに生きたいと思い始めたら、おのずと何を残したいか考えるようになった。 何を残したいか考えるようになると、ものごとに優先順位をつけるようになった。 一日は二十四時間で限りがある。胃袋に許容量があるように、こころのそれにも限りがある。 だから選び取る。切り捨てる。 幸い私はかなり自由だ。自由に色んなことを選び取れる。切り捨てられる。 だからこそ慎重にならなくてはいけない。ゆがんだ取捨選択によってゆがんだライフにならないように。 今日は橋を渡ったのに、鴨川の風景に目を向けることすらしなかった。 先週、荒神橋から眺めた北山の山肌はうっすら