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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (3)

  • フェイスブックで「等しい自分を伝えること」の難しさ - 活字中毒R。

    『ダメをみがく〜”女子”の呪いを解く方法』(紀伊國屋書店)より。 (深澤真紀さんと津村記久子さんとの対談集の一部です) 【深澤真紀:フェイスブックは非常によくできているけど、あれが大変なのは、実名なので、「濃淡があるいろんな人間関係の相手に、等しい自分を伝えなきゃいけない」ってこと。仕事の友だちも、幼稚園の友だちも、大学の友だちも、すべてに同じ情報や感情を伝えるのは無理じゃないですか。それぞれの共有しているものが違うから。 私もフェイスブックは使ってるけど、交流はグループごとですね。小・中学校のグループ、大学のサークルのグループ、仕事のグループ……って。そのグループの中なら、たとえば大学のサークルグループで、「村上春樹ってうちのサークルの先輩なんだね」って投げかけられる。それは仕事のグループとか小中学校のグループには関係ないですから。だから、フェイスブックがむずかしいのは、実名ですべての人

  • 活字中毒R。―村上春樹「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」

    『文藝春秋』2009年4月号の村上春樹さんへの独占インタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」より。 (2009年2月15日にイスラエルでエルサレム賞を受賞され、「壁と卵」のスピーチをされた村上春樹さんへの独占インタビューへの一部です。引用部はすべて村上さんの発言) 【ネット上では、僕が英語で行ったスピーチを、いろんな人が自分なりの日語に訳してくれたようです。翻訳という作業を通じて、みんな僕の伝えたかったことを引き取って考えてくれたのは、嬉しいことでした。 一方で、ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思うのは、ひとつには僕が1960年代の学生運動を知っているからです。おおまかに言えば、純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残り、自分の言葉で誠実に語ろうとする人々が、日和見主義と糾弾されて排除されていった。その結果学生運動はどんどん痩せ細って教条的

    klim0824
    klim0824 2009/03/13
  • 「みんながどうして小説を早く読めるのかわからないですよ」という森博嗣さんの読書法 - 活字中毒R。

    『一個人』2008年10月号(KKベストセラーズ)の特集記事「2008年度上半期・人生、最高に面白い」より。 (「もう一度、読み返したい〜人気作家10人がお勧めする究極の3冊」という記事の森博嗣さんの項から) 【昼間は大抵階下の工作室で作業をしているんです。長時間続けて同じことをするのが苦手なので、いろいろなものを同時並行で作っているんですよ。ゲラの確認や小説の執筆なども10分とか20分とか、小刻みに時間を区切って同時進行しています」 工学博士であり、なかでも建築が専門の森博嗣さんは、自らが設計した工作室兼書斎で一日の大半を過ごしている。もとはガレージだったというその場所には、車の代わりに鉄道模型や飛行機模型が所狭しと並び、棚らしきものは見当たらない。 「基的に再読はしないので読んだはとっておかないんです。だから、棚もありません。雑誌には数十冊ほど目を通しますが、小説は年に3、

    klim0824
    klim0824 2008/09/07
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