ソニーデジタルネットワークアプリケーションズは、市場に流通しているAndroidスマートフォンアプリケーション(apkファイル)から、「脆弱性のあるアプリ」の動向について分析した結果をまとめた「Androidアプリ脆弱性調査レポート 2015年12月版」を公開した。 同社は2年前に、Androidアプリのセキュリティを専門とする立場からリサーチを行い、最初の「Androidアプリ脆弱性調査レポート」を発表を開始。今回のレポートでは、2年前のデータを踏まえ、現在のAndroidアプリの脆弱性状況の分析結果と、開発者が脆弱性に対処するための「実践的な脆弱性対策」を解説している。 調査によると、脆弱性対策の取り組み状況の指標となる「アクセス制御不備」の割合が、前回調査(2013年)の88%から29%減の59%となった。同社はこの結果を「アプリの脆弱性対策が本格的に開始された状況がデータとして表れ