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ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (9)

  • 村上春樹さんがラジオで語った「ライバルに圧倒的な差をつける恋文のコツ」 - いつか電池がきれるまで

    2か月に一度、TOKYO FM系列で、村上春樹さんがDJのラジオ番組が放送されているのです。 ちょうど1年前、2019年2月の回の放送を聴きなおしていたら、こんな質問に村上さんが答えていました。 リスナーからの質問:旅先である女性と運命的な出会いがありました。それで、手紙で文通することになったのですが、春樹さんがラブレターを書くうえで、もっとも大切にされていたことは何でしょうか? これに対して、村上さんは、こんなふうに答えておられました(録音を聴きながら大まかにまとめているので、細かいニュアンスは異なるかもしれません)。 村上春樹:郵便で出す手紙を出したい、ということですが、いいですねえ。いまどき、あんまりいないですよ。僕の若い頃は、インターネットとかもちろんなかったから、手紙しかなかったんですよ。結婚してうちの奥さんに「なんで僕と結婚したの?」って訊いたら、(奥様が)付き合っていた人のな

    村上春樹さんがラジオで語った「ライバルに圧倒的な差をつける恋文のコツ」 - いつか電池がきれるまで
    kmartinis
    kmartinis 2020/02/06
    わかるな
  • 「好きなことを仕事にする」と「できることを仕事にする」 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp これを読んで、兼業作家として単著まであって、担当の編集者までついているのにやめちゃうなんてもったいないなあ、というのと、慢性的な睡眠不足に陥っているにもかかわらず、そんなにお金にもならず、書きたいものも書けないというのであれば、WEBとか同人誌で自分のペースでやったほうが良いのかな、というのと。 寝不足って、年を重ねるにつれて、どんどんつらくなってくるし。 ただ、こういう選択ができるというのは、まだ恵まれているのかもしれない、とも思います。 僕はネットの世界で、「自由に生きたい」「人生、やりたいことをやらなきゃ!」と颯爽とブログデビューした人たちの多くが、しばらくすると、出会い系サイトやFX仮想通貨の宣伝マンと化し、サロンに人を呼び込んで、なんとかい扶持を得ようと躍起になっているのを見続けてきました。 あの人たちは、こんなことがしたくて、「ブログで自

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  • 第153回芥川賞を受賞した又吉直樹さんと、「もうひとりの受賞者」羽田圭介さんの話 - いつか電池がきれるまで

    http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150716-OYT1T50217.htmlwww.yomiuri.co.jp ピースの又吉直樹さんが、羽田圭介さんとともに、第153回芥川賞を受賞。 僕は今回の候補作、又吉さんの『火花』しか読んでいなかったのですが、大変面白かったし、「笑い」の世界に生きることのせつなさ、みたいなものが迫ってきたし、納得の結果です。 fujipon.hatenadiary.com 芥川賞というのは、「純文学」の賞として、けっこう前衛的(あるいは「僕にとっては難解」)な作品が評価される回もありますし、逆に、時代錯誤じゃない?と言いたくなるような「私小説」が評価される回もあります。 「圧倒的」な作品がすんなり受賞することもありますが、蓋をあけてみないと、傾向がわからないことも少なくないのです。 今回、又吉さんは芥川賞候補1回目なので、選考委

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  • インターネット時代の「読書」を殺すのは、幻冬舎なのか、書店なのか、それとも、読者なのか? - いつか電池がきれるまで

    togetter.com 僕にできることは、津原さんの『ヒッキーヒッキーシェイク』のハヤカワ文庫版を買って読んでみることくらいではあるのです(単行Kindle版は幻冬舎から出ているので、気をつけてね)。 ヒッキーヒッキーシェイク (ハヤカワ文庫JA) 作者: 津原泰水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/06/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 僕はけっこう幻冬舎のを読んでいますし、有名人が2~3時間くらい適当にしゃべっただけの内容を1冊の新書に仕立てて売る、きわめて生産性の高い出版社だな、とも思うのですが、スキャンダラスな内容も嫌いじゃない、というのが音でもあるのです。 「嫌いじゃない」人が多いから、幻冬舎のはベストセラーになるわけだし。 fujipon.hatenadiary.com しかし、この「文庫版の契約を反故にする」というのは、見城徹さんの意向が

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  • 戸田真琴さんと、しの(@raf00)さんと、画面越しのコミュニケーション - いつか電池がきれるまで

    tenshoku-web.jp この記事が、たいへん面白かったのです。 rioysd.hateblo.jp 戸田真琴さんのことをはじめて知ったのは、このAVデビュー時の記事で、僕は正直、「なんでそういうことになってしまったのだろうか、こういう人の「不安定さ」を利用してコンテンツにするって、なんか引っかかるよな、と思っていたんですよ。 自分の娘であってもおかしくない年齢でもありますし(僕には娘はいませんが)。 戸田さんのnoteが話題になっていて、僕もこれを読んで、「平凡な人生にギリギリのところで適応している自分」を応援してもらえたようで、けっこう感動したのです。 note.mu ただ、その一方で、「平凡な人生も立派です!」という発言がこんなに注目され、もてはやされるのは、発言者が「平凡じゃない人」だからなんだよなあ、とも思っていたんですよね。 戸田さんに対しても、「とはいえ、あなたはその『

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  • 『大乱闘スマッシュブラザーズ』をつくった桜井政博さんが「ゲームについて語ってきたこと」 - いつか電池がきれるまで

    www.smashbros.com www.famitsu.com 2018年12月7日に発売後、初週に123万も売れ、今も売れ続けている、Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。 この『スマブラ』シリーズの全作品でディレクターを務めているのが、株式会社ソラの桜井政博さんです。 桜井さんは、『週刊ファミ通』にずっとコラムを連載されていて、僕はそれを読んできました。 桜井さんは1970年生まれで、僕と同世代なのですが、世代的には、物心ついたときにゲームウォッチが出て、少年~青年期にマイコン、ファミコンの洗礼を受けているんですよね。 当時のゲーム好きの子どもたちはみんな、コンピュータの可能性を信じ、「ゲームデザイナー」になりたい、『ファミ通』『ログイン』で働きたいと言っていたような気がします。 「いちばん面白くて才能がありそうな連中が、みんな、ゲームをつ

  • 頭がいい、賢い人だからこそ踏んでしまいやすい地雷が、いまの世の中には、たくさん埋められている。 - いつか電池がきれるまで

    約束された場所で (underground2) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 73回この商品を含むブログ (131件) を見る 内容紹介 癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのインタビューと河合隼雄氏との対話によって現代の闇に迫る 村上春樹さんの『約束された場所で』を10年ぶりくらいに再読しました。 これは、村上春樹さんが1995年に起きた地下鉄サリン事件の被害者たちへの膨大なインタビューを記録した『アンダーグラウンド』の対になる作品で、村上さんがオウム信者たち(とはいっても、このインタビューに応じている時点では、それなりに教団とは距離を置いているのだが)に直接インタビューし、その成育歴からオウム真理教との出会い、信者としての生活、さまざまな事件を通して、いま、彼ら、彼女らが考え

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  • 「できない人」のための生存戦略 - いつか電池がきれるまで

    kyoumoe.hatenablog.com ああ、なんだかここに書かれていること、僕にもあてはまるなあ、なんて思いながら読みました。 僕は物事の優先順位をつけるのが苦手で、「絶対にやるべき、締め切り間近の仕事」があるにもかかわらず、あまり急がなくてもいいような些事を「これを先に終わらせてしまわなければ!」という強迫観念にとらわれて先にやろうとしてしまうことが少なからずあります。 完璧主義のはずなのに、途中で自分のイメージする「完璧」から少し外れてしまうと、「もういいや」と全部投げ出してしまいたくなる。 100か0か。 実際は60で十分だったり、100じゃなくても、60より70や80を目指すべきなのに。 40歳を過ぎると、自分がそういう人間であるということに慣れてきて、自分自身の取り扱いマニュアルみたいなものができてはいるんですけどね。 少なくとも臨床の場で、あまり不安定な仕事をするわけに

    「できない人」のための生存戦略 - いつか電池がきれるまで
  • 『はてな匿名ダイアリー』の「パチンコ出玉規制によって現場で起きている惨劇」を読んで - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp このエントリとブックマークコメントでの反応をみていると、『はてな』には「パチンコのことについて書かれているというだけで、ものすごく嫌悪感をあらわにする人が多いのだな」と思うのです。 b.hatena.ne.jp これを読んで、一部の人たちの反応で、『はてな』を語るなんて、「主語が大きい」とか、「雑」とか思ったあなた!その通りです。 でも、そう思う人も少なくないはずなのに、「パチンコ界隈の人って、独特のリズムで全く意味のわからない文章を書くよね」というコメントにスターをつけることには躊躇しないというのも、矛盾しているのではなかろうか。そもそも、みんなそんなに「パチンコ界隈の人」の文章を読んでいるのだろうか。 故・田山幸憲さんの文章は美文だと思うし、木村魚拓さんのコラムは面白いんだけどなあ。 あんまり脱線すると話が長くなって、「またわけのわからない文章を書い

    『はてな匿名ダイアリー』の「パチンコ出玉規制によって現場で起きている惨劇」を読んで - いつか電池がきれるまで
    kmartinis
    kmartinis 2018/05/25
    なるほど納得。こう話題になったのも、産業が萎んでゆく過程のひとつの歴史になるのかねー。
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