NTTドコモは30日、定例会見を開催し、同社の中村維夫社長が「今後、携帯電話の単価は引き上げられていくことになる」との見通しなどを語った。 中村氏は、販売店に支払われる販売コミッションについて触れ、「これは市場のパイが膨らんでいる時のビジネスモデルであり、買い換えが中心となっている現在では、すでにそのモデルが破綻していると言えるだろう。急激には無理だが、徐々に単価は引き上げざるを得ない」との見方を示した。 また、ワンセグ放送対応機が4万円前後で販売されていることにも、「ワンセグ搭載で約1万円の単価上昇となり、この程度の価格でないと無理。新たな機能の上昇分については、お客様にご負担いだくという形がいいと考えている」と語った。 ■ 2006年度上期には自社でクレジット事業を その一方で、中村氏は昨今のいくつかの取り組みについても言及した。 WiMAXの実証実験に関しては、「技術的な実証実験とし