あふれる情報を整理して、優先順位をつける 当社は、日本でいちばんノートを売る会社です。あるとき「じゃあコクヨの社員はどんなふうにノートを活用しているのか」、そんな疑問を寄せられたのをきっかけに、コクヨ社員のノートの書き方を調査してみました。すると、まず、ある傾向が浮かび上がってきました。 それは、「情報の順位づけ」を重要視して、自分なりのルールを決めている人が多い、ということです。色や記号を使ったり、書く位置を工夫したり、優先順位を表示するルールを決めて書いている人がたくさんいました。 たとえば、ある社員は、メモを記述するときには階層を意識し、ルール化しています。大項目は「■」のマーク、中項目は「-」、小項目は「・」、まとめは「→」のマークをつけるといった具合です。ちょっとしたルールですが、これを運用するだけで、断然、ノートが見やすくなります。 別の社員は、メモの優先順位を明確にして、「T