<ICUの「キリスト教概論」がリベラルアーツに強い学生を育てる理由。話題の本『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』の一部を抜粋紹介、第2回> 国際基督教大学(ICU)で人気の必須教養科目「キリスト教概論」を書籍化した、魯 恩碩(ロ・ウンソク)著『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』(CCCメディアハウス)は、個人が多様な他者と出会っていくこの世界で、愛し、赦し、共に生きるためのヒントを与えてくれる一冊だ。 日常の、そして世界で起きている問題の多くは、一つの答えでクリアに解決できるものではない。ときに、まったく相容れない思想や意見に接することもある。そんなとき、どう処すべきか? 解が一つではない12の問いに、7人の学生と、著者である魯教授が真摯に向き合う『この理不尽な世界で「なぜ」と問う』は、まさにICUの教育理念を体現した「究極のリベラル