2008年、PC市場を席巻したNetbookの波は、2009年にも収まりそうにない。完全にジャンルとして定着し、今年も我々をわくわくさせてくれることだろう。 だが他方で、日本メーカーの存在感が薄れたのが2008年の特徴でもあった。高価な製品ではいくつか光るものもあったが、市場全体が「低価格製品」で盛り上がっている中では、いまひとつ目立てなかった……というのが実情だ。かといって、大手日本メーカー系のNetbookは、価格やスペックの点で「周回遅れ」の感が否めず、メジャーになりきれていない。製造により近い海外メーカーと、小回りの利く小規模な日本メーカーの強さを感じたのが2008年だった。 日本メーカーはこのまま、「低価格」「小型」の市場で存在感を示せないのだろうか? そこにまず、年初からソニーがひとつの回答を提示した。それが「VAIO type P」(関連記事)だ。 type PはNetboo