謹慎処分を受けモンゴルで療養している大相撲の横綱朝青龍を民放のTBSが取材した問題で、日本相撲協会とTBSの間に取材申請の内容について見解の相違があったことが22日、分かった。協会はTBSに抗議などはしない方針で、TBSも今後の取材や放送方針は協会と協議ながら対応する意向だ。 TBSは「朝青龍のドキュメンタリー企画。帰国後にスタジオで収録したい」とする取材申請書を提出。1日に許可した協会は5日になって「謹慎処分が明ける九州場所千秋楽(11月25日)以前の収録は断る」とする条件を加えた。しかし、「追加条件を知らされていなかった」とするTBSは3、4日にモンゴルで朝青龍の様子などをカメラに収めた。 申請書は謹慎処分中やモンゴルでの取材を明確に求めておらず、高砂親方は「謹慎処分中やモンゴルでの取材であれば認めなかった。帰国後を謹慎処分明けと思い込んでしまった」と説明。「ミスといえばミス。もっと慎