今季限りでの退団が決まったサッカーJ2サガン鳥栖の岸野靖之監督(51)が28日、鳥栖市のベストアメニティスタジアムで会見した。今季まだリーグ戦4試合と天皇杯を残した中での、異例の退任前会見。コーチ時代も含めて通算5年間、チームの強化に力を尽くし、「のびのび仕事ができた。J1昇格は難しくなったが、目いっぱい仕事し、悔いはない」と思いを語った。ただし、監督契約更新を巡り、クラブ側の対応に苦言を呈する一幕もあった。 会見には岸野監督と松本育夫GMが出席。冒頭、松本GMが退団の経緯について説明した。それによると、敗戦で昇格が絶望的になった25日のホーム甲府戦後に、来季の契約について監督とクラブ側が会談。実績に見合う年俸が用意できない▽監督が希望する練習場やクラブハウスの整備が難しい▽日本サッカー界のため新しい環境で才能を伸ばしてほしい、という理由から、来年1月末までの契約を更新しない旨を伝え、監