早いもので、今年も残すところあとわずか。J1とJ2が優勝争いや昇格争いのクライマックスを迎えようとする中、JFLは11月29日に第34節(後期17節)、すなわち最終節を迎えることとなった。今回はいつもの自転車ではなく、飛行機と電車を乗り継いで、鳥取県は米子市にある東山陸上競技場にやってきた。この最終節、この時点で5位のガイナーレ鳥取は、ホームにV・ファーレン長崎を迎える。ホームの鳥取にとって、この長崎戦は、まさにJ2昇格が懸かる極めて重要な一戦であった。 思えば当連載は、8月8日に行われた後期第6節(横河武蔵野FC対ソニー仙台FC)をリポートしてから、ずっとストップしたままであった。今年は代表戦も含めて海外取材が多かったために、心ならずもJFLから足が遠のいてしまったためである。そうこうするうちに前節、SAGAWA SHIGA FCのリーグ優勝と、Jリーグ準加盟のニューウェーブ北九州の4