Jリーグは16日、理事会と総会を開き、126億6400万円の2010年度予算案を承認した。景気低迷で放送権料など収入が落ち込み予算規模を縮小。09年度決算は、13年ぶりに1億7900万円の赤字に転落する見通しとなった。 理事会では、Jリーグに無断で当初予算案を約15%上回る支出計画を進めていたJ2東京Vについて協議。リーグの監視下にある団体として違反なく経営再建に努力するよう求める異例の合意文書を締結した。鬼武健二チェアマンによると、文書には場合によっては経営陣の責任を問う文言も盛り込んだという。 このほか、経営再建中の大分が債務超過を解消しないまま今季J2で3位以内に入った場合、規約通り大分以外の2チームがJ1に昇格すると確認。日本フットボールリーグ(JFL)の松本山雅FCと、神奈川県リーグのSC相模原のJリーグ準加盟も承認した。