県図書館の歴史をたどる企画展「知の原点 宮城県図書館史」が仙台市泉区の県図書館2階展示室で開かれている。10月24日まで。入場無料。 1912年の新築落成式の招待状や伊達家の蔵書譲渡にまつわる請願書などのほか、日本初の公共図書館として仙台市青葉区に記念碑がある「青柳館文庫」の歴史資料などを展示。武士のみに貸し出しが許された文庫の姿を紹介している。 県図書館は長年、土器や絵画の展示など博物館や美術館の機能も果たしてきた。企画を担当した県公文書館の鈴木琢郎専門調査員は「総合的な生涯学習の場だった歴史を知ってほしい」と話した。 企画展は2013年に県公文書館が県図書館内に移転したのを記念した初の連携事業。10月1日から12月5日には、県庁18階の県政広報展示室で出張展示を行う。 2014年09月04日木曜日