映画祭開幕に間に合わせるため突貫工事、竣工検査も受けず 釜山国際映画祭のメーン会場となる「映画の殿堂」では、至る所で雨漏りが発生し、主催者側がバケツを置いて対応した。1678億ウォン(約112億円)を投じて建設され、先月29日にオープンした「映画の殿堂」は、釜山国際映画祭の開会式に間に合わせるため急ピッチで工事が進められ、竣工検査も受けなかった。 先月29日に釜山市海雲台区のセンタムシティー内に完成したばかり「映画の殿堂」が、14日に降った30ミリの雨により、建物の至る所で雨漏りが発生し、騒動になっている。「釜山国際映画祭(BIFF)の開幕に間に合わせるために十分な仕上げをせずに工事を終え、オープンを急いだからではないか」と指摘する声も聞かれる。 この日午後4時ごろ「映画の殿堂」にある3棟の建物のうち、上映館が入っている「シネマウンテン」の1階では、職員5人が大劇場「空の演劇場」に上がる階