「性的同意」という言葉を知っているだろうか? それはボディタッチから性的な言葉がけ、セックスまで、あらゆる性的言動について、事前に確認されるべき意思を指す。本来、性的言動への参加にはお互いの積極的な意思が必要。モヤモヤした不快感が残るのは、もしかすると不本意だったのに雰囲気に流され、嫌と言えなかったからかもしれない。嫌という意思を示せない雰囲気に持っていくことは、相手への精神的な暴力である。 そんな性的同意に関するハンドブックを作った学生たちがいる。慶應大学の学生団体「セイフ・キャンパス」のメンバーたちだ。同団体は一般社団法人ボイス・アップ・ジャパン慶應支部と共同(メンバーはこちらにも所属)で、「同意がない性的言動は性暴力です」と明記した『性的同意ハンドブック慶應』を3月1日に発行した。ネット上で誰でもダウンロードできる。 約2割が不快な性的な話などを経験 ハンドブックには、解説や学内の相