やキャラクター、作品コンテンツなどを応援する「推し活」。いまや3人に1人の割合で「推し」がおり、日常の4割を「推し活」に費やしているそうです(※)。 そんな「推し活」ブームの中、トラブルが生じて病んでしまうケースも。充実した「推し活」ライフを送るにはどうすればよいのでしょうか。 『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足の』(大和書房)を著書に持つ精神科医の熊代亨氏に、推し活の楽しみ方やその注意点を伺いました。 前編に続き、【後編】では推しとの本来の向き合い方や、人が「推し活」に人がハマる理由などをお話しいただきます。 ※出典:HAKUHODO & SIGNING「OSHINOMICS Report」(2024.02)より ◆SNSではなく、「推し」と向き合うこと ――「推し活の功罪」のうち「罪」として頻出する、もう一つのテーマが金銭問題です。“積む(CDやグッズなどを大量に購入し