タグ

小説に関するknzw25のブックマーク (6)

  • 村上春樹の系譜と構造 (内田樹の研究室)

    最初にお断りしておきますけれど、僕は村上春樹の研究者ではありません。批評家でもない。一読者です。僕の関心事はもっぱら「村上春樹の作品からいかに多くの快楽を引き出すか」にあります。ですから、僕が村上春樹の作品を解釈し、あれこれと仮説を立てるのは、そうした方が読んでいてより愉しいからです。どういうふうに解釈すると「もっと愉しくなるか」を基準に僕の仮説は立てられています。ですから、そこに学術的厳密性のようなものをあまり期待されても困ります。とはいえ、学術的厳密性がまったくない「でたらめ」ですと、それはそれで解釈のもたらす愉悦は減じる。このあたりのさじ加減が難しいです。どの程度の厳密性が読解のもたらす愉悦を最大化するか。ふつうの研究者はそんなことに頭を使いませんけれど、僕の場合は、そこが力の入れどころです。 いずれにせよ、僕が仮説を提示するのは、みなさんからの「真偽」や「正否」の判断を求めてではあ

  • J・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の本当の恐ろしさ。 - うさるの厨二病な読書日記

    「翻訳(ほとんど)全仕事」を読んだ。 村上春樹の「翻訳(ほとんど)全仕事」がとても面白かった。 村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事 posted with ヨメレバ 村上 春樹 中央公論新社 2017-03-17 Amazon Kindle 当に「翻訳」が好きなんだなあと伝わってくる。 「横向きに書かれた文章を、よっこらっしょとうまく横向きに代えてしまうこと。そういう作業が僕にとってはなにしろ面白くてたまらないのだ」 翻訳というものがどういう作業で、どういう点に面白さを感じているのかということを話しているのだが、「言葉にしにくい感覚を言語化すること」にかけては、村上春樹の右に出る人はいないんじゃないかと思う。 数ある言葉の中で、どれがこの表現を適切に伝えられるか、という翻訳の仕事は天職だろう。(趣味でやっているけど。) 巷で話題になっている「カラマーゾフの兄弟」の光文社版は誤訳かどうか問題

    J・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の本当の恐ろしさ。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 青春を拗らせた人におすすめの小説 20選

    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上に わたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ! 「人生を変えた」みたいなタイトルの記事を読む度に絶対出てくるだろうと思って開くが出てこなくて驚く。正直、これを読んだのがお金のない中学生の時でよかった。大学生の時に読んだら、バックパッカーになって大学中退してしまったかもしれないし、社会人の時に読んだら会社を辞めてしまっていたかもしれない(結局辞めたが笑)。 「旅」や「世界」というものに対する漠然とした憧れは、確実にこのによって醸成されたと思う。全6巻で日からロンドンに行くのだ

    青春を拗らせた人におすすめの小説 20選
  • 日本の小説家おすすめランキング(64人) - 本棚

    小説家おすすめランキング(64人)に移行しました。

    日本の小説家おすすめランキング(64人) - 本棚
  • 【小説感想】女にとっての地獄とは何なのか。桐野夏生「グロテスク」の感想 - うさるの厨二病な読書日記

    実際の事件をモチーフにしている 桐野夏生の小説「グロテスク」は、1997年に起こった東電OL殺人事件をモチーフにして書かれた小説である。 「東電OL事件」は、 慶應義塾大学を卒業して東京電力の総合職として働いていたいわゆる「バリキャリのエリート女性」が、実は退社後に路上で客引きをして売春を行っており、その仕事中に殺されたという事件である。 余りに衝撃的な事実に、当時、相当騒がれたと思う。 実際の事件をモチーフにしている 「グロテスク」は読むのがキツイ小説 どのルートも違う地獄につながっている 女性は最終的には、全員「ブス」になる 若さと美貌を失ってホッとした まとめ 「グロテスク」は読むのがキツイ小説 「グロテスク」は、三人の女性を中心にして物語が語られる。 「悪魔的」と評されるすさまじい美貌でチヤホヤされるが、周囲から「女性という性しか必要とされない」ユリコ。 「周囲から承認されること」

    【小説感想】女にとっての地獄とは何なのか。桐野夏生「グロテスク」の感想 - うさるの厨二病な読書日記
  • 三島由紀夫の9歳の時の作文ワロタwwwwwwww : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ

    三島由紀夫の9歳の時の作文ワロタwwwwwwww Tweet 1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/04 22:09:52 ID:P1jTcv+H0 「大内先生を想ふ」 ヂリヂリとベルがなつた。今度は図画の時間だ。しかし今日の大内先生のお顔が元気がなくて青い。 どうなさッたのか?とみんなは心配してゐた。おこゑも低い。僕は、変だ変だと思つてゐた。 その次の図画の時間は大内先生はお休みになつた。御病気だといふことだ。ぼくは早くお治りになればいゝと思つた。 まつてゐた、たのしい夏休みがきた。けれどそれは之までの中で一番悲しい夏休みであつた。 七月二十六日お母さまは僕に黒わくのついたはがきを見せて下さつた。それには大内先生のお亡くなりになつた事が書いてあつた。 むねをつかれる思ひで午後三時御焼香にいつた。さうごんな香りがする。 そして正面には大内先生のがくがあり、そ

    三島由紀夫の9歳の時の作文ワロタwwwwwwww : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ
  • 1