村上春樹の系譜と構造 (内田樹の研究室)

最初にお断りしておきますけれど、僕は村上春樹の研究者ではありません。批評家でもない。一読者です。僕の関心事はもっぱら「村上春樹の作品からいかに多くの快楽を引き出すか」にあります。ですから、僕が村上春樹の作品を解釈し、あれこれと仮説を立てるのは、そうした方が読んでいてより愉しいからです。どういうふうに解釈すると「もっと愉しくなるか」を基準に僕の仮説は立てられています。ですから、そこに学術的厳密性のようなものをあまり期待されても困ります。とはいえ、学術的厳密性がまったくない「でたらめ」ですと、それはそれで解釈のもたらす愉悦は減じる。このあたりのさじ加減が難しいです。どの程度の厳密性が読解のもたらす愉悦を最大化するか。ふつうの研究者はそんなことに頭を使いませんけれど、僕の場合は、そこが力の入れどころです。 いずれにせよ、僕が仮説を提示するのは、みなさんからの「真偽」や「正否」の判断を求めてではあ

[nem_ran]

こういうのは面白く読める。やっぱり政治経済には触れないほうがいいのでは…。

[kenjou]

この人の文学に関する話は面白いですね。あとレヴィナスも。

[tategami-jin]

村上春樹を語る時の内田樹節がいちばん好き。

[waborin]

内田さんはこういう文章だけ書いときゃいいのにね。

[yuichi0613]

“…日本語でものを書くというのは、結局思考システムとしては日本語なんです/僕は英語では小説は、物語は書けない。それが実感としてひしひしとわかってきた」（『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』、37—38頁）”

[coherent_sheaf]

「共通の基層」「アドレッセンスの喪失」「前近代の闇」

[yuuki_with2us]

“その場で思いついた文法的な破格や意図的な誤用や新しい音韻のニュアンスを周囲の人たちに瞬時に理解させること…死者たちと言語を共有しているからこそ言語による創造が可能になるのです。”

[qinmu]

面白い。

[SasakiTakahiro]

村上春樹の作品からいかに多くの快楽を引き出すか。

[Cass_9999]

子供時代を終えて〜という構造はたくさんの小説家が使っている。村上春樹もカポーティの訳書あとがきなどで繰り返しているから自覚的なはず。

[izmii]

内田樹は自分の専門領域以外に手を出す場合には、専門領域と同じくらい有能だと思い込んではならないと教えてくれる

[ichbin]

yonda.→

[kkzy9]

読んでない本のことがたくさん書かれていたから必然的にあとで読む

[htnmiki]

春樹が吹っ切れたのは河合隼雄のせいだと。どうしてくれんだ河合隼雄！

[eseguitarist]

面白い！

[yondakakuyo]

長いけど面白い。

[riruriru-15]

ただただ面白い！

[Metaphone]

読み始めたらなかなか長いけどほぼ明らかに面白いやつなので後で

[tsutsumi154]

やれやれ

[tzk2106]

懐かしいな、ひさびさに見た内田樹の研究室。

[tonkotutarou]

おお、内田樹、久しぶりにまともになってる

[satokunya]

ロバート・キャンベルが講演会で「村上春樹は海外で爆発的な人気を持ちます。ブラジルの人々が『これは俺たちを書いている‼』といって民主化のバイブルにする。そういう作家なんです」っていっててなるほどと思った

[hoshifuru-mabataki]

読み応えがあった

[takamurasachi]

読むのに３０分かかった。純粋性との決別のところは面白かった。解説本とかでもよく出てる内容だけど

[holypp]

あとで読むかと思ったんだけど全部読んでしまった。 自分も、いかに村上春樹から影響を受けているか自覚させられた。短編集含め読み直そうかな