がまんが限界を超え、思わず本音が口をついて出てしまったのか。それとも劣勢の選挙戦を意識し、強がってみせただけなのか。「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか!」参院選さなかの7月9日、石破茂首相がめずらしく怒気を込めて発したセリフが話題になった。自民党候補の応援演説で、米国との関税交渉に触れた際の発言だ。トランプ米大統領がへそを曲げないように、ひたすらへりくだり、ゴマをする。石破氏はそんな

7月24日発売の「週刊新潮」が掲載したコラムで、「日本名を使うな」などと名指しで差別を受けたとして、作家の深沢潮(うしお)さんが4日、東京都内で記者会見を開いた。深沢さんは、発行元の新潮社に文書での…
「7月から全国各地で高齢者のバス料金が無料になる」などといった偽の情報がYouTubeの動画から広がり、一部の自治体で住民からの問い合わせが相次いでいます。事実とは異なる偽の情報だとして、複数の自治体が注意を呼びかけています。 「7月1日から全国ほとんどの地域で高齢者のバス料金が無料になる」とする偽の情報が、数日前からYouTubeで広がっています。 動画の中では、「政府と自治体が協力して、各地で高齢者のバス料金が無料になる」などとしていて、具体的な場所として東京都や大阪府、福岡県、それに名古屋市や仙台市など、13の自治体を挙げています。 また、事前に専用カードの申請が必要とか、毎月定額の交通費が現金で支給される、バス路線が少ない地域ではタクシー代が補助されるなどと、根拠が全くないのに、地域ごとに具体的な方法まで示しながら偽の情報を伝えています。 NHKは、名前を挙げられていた自治体に取材
警視庁と東京地検による捜査が違法と認定された「大川原化工機」の冤罪(えんざい)事件について、朝日新聞はどう報じたのか。関係者にも話を聞き、一連の報道を検証した。
NPB=日本野球機構が、プロ野球の日本シリーズの生中継が行われた時間帯に大リーグの放送を行ったフジテレビの取材パスを没収したことなどは独占禁止法違反のおそれがあるとして、公正取引委員会は再発防止を求める警告を出しました。一方、NPBは「法解釈上、明らかな誤りがあり重大な事実誤認だ」としています。 公正取引委員会によりますと、フジテレビが、去年10月26日に行われた日本シリーズ第1戦を別の民放が生中継で放送した時間帯に、大谷翔平選手が出場する大リーグのワールドシリーズのダイジェストの放送を行ったところ、NPBは翌月まで開催された日本シリーズなどの取材パスをフジテレビから没収しました。 また、フジテレビが第3戦を中継する予定でしたが、ほかの放送局に変更するように他局やスポンサーと調整していたということです。 公正取引委員会は、フジテレビへの「制裁」にあたり、NPBと競争関係にある大リーグ機構と
テレビの世界は、一見きらびやかだ。全国ネットで流れる笑顔や立ち居振る舞いは、日常を彩るひとコマとして私たちに届く。けれど、その裏で何が起きていたのか――本人が語らない限り、知るすべはない。元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんも、そんな「知りえなかった一人」だった。大学時代から注目され、期待を一身に背負いながら入社し、番組を次々と担当。だが、ある日を境に、画面から姿を消した。「もう戻れないかもしれない」と思った日々を経て、少しずつ言葉を取り戻しつつある。そんな彼女の“今の姿”を、プロインタビュアーの吉田豪氏が前編・後編にわたって引き出した。 目次 『みんかぶマガジン』ヤバいんですか?いまはあらゆることにチャレンジできる状態異色の趣味「ボトルシップ作り」「ここまで元気になった人は少ない」精神科医師の言葉「私だから死んでない」SNS中傷との向き合い方「女子アナ」という言葉に嫌悪感台場駅に“怪しい
Published 2025/05/03 06:25 (JST) Updated 2025/05/03 06:41 (JST) 【パリ共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は2日、2025年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、日本は66位で昨年から四つ順位を上げたが、先進7カ国(G7)で最下位だった。首位は9年連続でノルウェー。 トランプ大統領が再選した米国は二つ順位を下げて57位で、G7で日本の次に低かった。ホワイトハウスからのAP通信記者の排除などを例に挙げ、報道の自由が後退していると批判した。ローカルニュースの著しい衰退も指摘した。 日本については、報道の自由と多様性が一般的に尊重されているものの、政府と企業が主要メディアの経営陣に圧力をかけることが常態化していると指摘。昨年と同様、記者クラブ制度がメディアの自己検閲や外
元タレント中居正広氏(52)とフジテレビ元女性アナウンサーAさんのトラブルから派生した一連の問題で、同局とフジテレビとフジ・メディア・ホールディングスが設置した、外部弁護士による第三者委員会が報告した調査結果に衝撃が走っている。 調査書では「中居氏と女性Aとの関係性、両者の権力格差、CX(フジテレビ)におけるタレントと社員との会食をめぐる業務実態などから、本事案はCXの『業務の延長線上』における性暴力であったと認められる」と認定。これによって、フジテレビへの世間の風向きはより厳しいものになっている。 今年1月、一連の問題を報じていた「週刊文春」が《フジテレビの幹部社員が関与した》と報じた記事内容の一部を訂正した際、同局は全否定。清水賢治社長は報道陣に「あらゆる選択肢を検討」と同誌への訴訟を匂わせ、さらに同局は当時放送の情報番組『めざまし8』などで反撃していたからだ。 「同番組の出演者だった
Published 2025/03/16 07:34 (JST) Updated 2025/03/16 10:08 (JST) 【ワシントン共同】ロイター通信は15日、米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)で複数の職員が有給休暇を命じられたと報じた。トランプ大統領は14日、VOAを傘下に持つ政府機関、米国グローバルメディア局(USAGM)の機能縮小を指示しており、影響した可能性がある。 USAGMはロシアやウクライナなど東欧諸国向けの「ラジオ・フリー・ヨーロッパ」や、中国や北朝鮮を含むアジアに照準を合わせた「ラジオ自由アジア」への資金提供も停止した。 国際ジャーナリスト組織、国境なき記者団は「報道の自由を脅かし、情報の自由な流れを支えてきた米国の歴史を否定するものだ」と批判した。 VOAはナチス・ドイツのプロパガンダに対抗するため、1942年に放送を開始した。トランプ氏は昨年1
フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスは、長年にわたってグループの経営を率いてきた日枝久取締役相談役が取締役の人事などについて助言や提言を行う「経営諮問委員会」の委員を27日付けで辞任したと発表しました。 フジ・メディア・ホールディングスの「経営諮問委員会」は、独立した社外取締役が委員の過半数を占め、取締役会の諮問に応じて取締役の人事などについて助言や提言を行う組織です。 これについてフジ・メディア・ホールディングスは、日枝取締役相談役が「経営諮問委員会」の委員を27日付けで辞任したと発表しました。 フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長は27日夕方、記者団の取材に応じ、「1月に嘉納修治氏が代表取締役会長を辞任し、今回、委員が空席になってこれをどうしようかといったときに日枝氏に対して私が委員の辞任を促したら、『それは了解した』ということだった」と述べました。 金光社長に
ロシアの独立系メディアは今月行われたプーチン大統領とアメリカのトランプ大統領との電話会談のあと、ロシア大統領府が、国営メディアなどに対し、トランプ大統領の名前を出すことを控え、プーチン大統領の強い指導力を強調するよう指示したと伝えました。 ロシアの独立系メディア「メドゥーサ」は、14日、ロシア大統領府が国営や政府寄りのメディアに対し、12日に行われたプーチン大統領とトランプ大統領の電話会談について、プーチン大統領の指導力による成果だと強調するよう指示したと伝えました。 また、今後ニュースの中で、トランプ大統領の名前をあまり頻繁に出さないよう指示を出したとしています。 これについて「メドゥーサ」は、関係者の話として、大統領府は、ロシア国民が、報道を通じて、プーチン大統領よりもトランプ大統領のほうが積極的で決断力のある指導者だとみなすようになることを懸念していると伝えています。 また、この関係
この記事の3つのポイント おかげさまで12年ぶりにパソコンを買い替えました 選挙に「ウソの飽和攻撃」が通じることが明確になった これに対抗するには、情報の速度を落とす必要がある 先だって、仕事用のパソコンを発売されたばかりのMacBook Proに入れ替えた。アップル最新鋭のCPU「M4」を搭載した機種である。 ようやく買い替えることができました 私はノートパソコンにデスクトップ用のキーボードとディスプレーを接続して使っている。常日頃は停電に備えた無停電電源付きパソコンとしてノートパソコンを使用し、大規模災害のような緊急事態にはノートパソコンとして切り離して持ち出すためだ。今回、併せてディスプレーも新調した。パソコンの入れ替えは12年ぶり、ディスプレーは15年ぶりである。ディスプレーを入れ替えると、まぶしい。前のディスプレーが劣化で画面が暗くなっていたのだった。劣化はゆっくり進行するので、
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が17日、自身のX(旧ツイッター)を更新。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が当選確実となった兵庫県知事選についてコメントした。 【写真】知事失職に伴う兵庫県知事選で再選を決め、あいさつする斎藤元彦氏 斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。 橋下氏は、斎藤氏が再選確実となったことを報じるニュースを取り上げ、「民意は大変重いものですが、僕は引き続き斎藤さんは権力者として不適格であることを主張し続けます。パワハラ・おねだり・公益通報者保護法違反を理由とするものではありません」と投稿。続けて3725文字の長文を投稿し、8項目にわたって自身の考えをつづった。 橋下氏はまず、「怪文書」への
We wanted to let readers know that we will no longer post on any official Guardian editorial accounts on the social media site X (formerly Twitter). We think that the benefits of being on X are now outweighed by the negatives and that resources could be better used promoting our journalism elsewhere. This is something we have been considering for a while given the often disturbing content promoted
のん(31)が6日、都内で行われた第16回 伊丹十三賞贈呈式で「やりたいことを貫き通すんだと背中を押される特別な賞をいただいた」と感激した。選考委員の平松洋子氏から、本名の「能年玲奈さん」と語りかけられ、賞に名を冠する映画監督、作家、デザイナーの伊丹十三さんと重なり合っていると絶賛された。 ヒロインを演じた13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で祖母を演じた、伊丹さんの妻の女優宮本信子(79)は欠席しビデオメッセージを寄せた。その中で「長い、長い苦しい時間、道を耐えて頑張った。バネにして強く、大きく成長した」とたたえられた。 のんは、16年7月に芸名を改名した当時を振り返り「のんになる時に大事にしていたのは、自分を信じること。持っているものが死なないようにしたい思いが強くて」と口にした。そっして「妥協できなくて、やりたかったと思える表現の積み重ねで今がある」と感慨深げに語った。
■Re:Ron連載「西田亮介のN次元考」第8回 最近の若い候補者は脊髄(せきずい)反射的かつ非常識的で目に余る。SNSやYouTube漬けの若者もこんな候補者を支持してばかりでいかがなものか――。 先…
東京都知事選で予想に反して2位に食い込んだ石丸伸二に、英誌「エコノミスト」も注目。SNSを巧みに使って若者票を獲得した彼を、日本の政治にこれまでいなかった「ソーシャルメディアのポピュリスト」と伝えている。 話題をさらった無名候補 日本の政治はおおむね退屈だ。だが7月7日に投開票された東京都知事選は違った。56人の候補者は、その多くが変わり者で、辛らつな言葉をぶつけ合った。選挙ポスターの掲示板には犬の写真が登場したり、ほぼ全裸の女性の画像が貼られたりした。 ある候補者は映画『バットマン』のジョーカーに扮し、全国ネットのテレビで戯言(たわごと)をまくしたてた。別の候補者は同じ政見放送で、服を脱いだ。 最終的には、現職の小池百合子知事が約43%の得票率で3選を果たした。だが話題をさらったのは、ほぼ無名だったにもかかわらず2位に食い込んだ石丸伸二(41)だ。
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