ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、自民党の安倍元総理大臣は訪問先のマレーシアで講演し、力による一方的な現状変更の試みはアジアでも深刻な脅威だと指摘したうえで、基本的価値を共有する国が結束して反対する必要があると訴えました。 自民党の安倍元総理大臣は、日本とマレーシアの外交関係の樹立からことしで65年になることなどを受けて岸田総理大臣の特使としてマレーシアを訪問していて、12日、大学で講演しました。 この中で、安倍氏はロシアによるウクライナへの軍事侵攻について「われわれが目にしている危機は、力による一方的な現状変更の試みであり、ルールに基づく国際秩序に対する深刻な脅威だ」と指摘しました。 そのうえで「その影響はヨーロッパにとどまるものではなく、アジアでも深刻な脅威だ。一致して反対の声を上げていくべきだ」と述べ、基本的価値を共有する国が結束して反対する必要があると訴えました。 また、