外食産業がブラック企業になる理由 外食産業などサービス業の人手不足が深刻化している。外食大手チェーンでは営業時間の短縮や店舗休業に追い込まれたり、店舗を閉鎖する企業も出てきている。 人手不足の理由としてよく言われるのが、少子高齢化による生産年齢人口の減少だ。つまり労働人口の減少による労働力不足が不況下でも潜在的に進行していて、景気回復によってそれが一気に顕在化した、と。 確かに長期的に見れば、労働人口の減少による労働力不足は日本の大きな課題だ。しかし今日の人不足の言い訳としては風呂敷を広げすぎだろう。サービス業の人手不足の理由は簡単で、要は労働コストが市場の受け入れ価格と見合っていないのだ。 人が来ないなら人が来るような値段にすればいいだけのことで、従来の伝統的な値段にしているから人が取れないのだ。労働コストを安く抑えておいて、「夜は一人で切り盛りしろ」などと無理なオペレーションを強いるか
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